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アバコーン伯爵 : ミニ英和和英辞書
アバコーン伯爵[はくしゃく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [はく]
 【名詞】 1. count 2. earl 3. eldest brother 4. uncle 5. chief official 
伯爵 : [はくしゃく]
 【名詞】 1. count 2. earl 

アバコーン伯爵 ( リダイレクト:アバコーン公爵 ) : ウィキペディア日本語版
アバコーン公爵[あばこーんこうしゃく]

アバコーン公爵()は、アイルランド貴族公爵位。
1868年に創設され、スコットランドの貴族の家系であるハミルトン家によって世襲されている。ハミルトン公爵ダグラス=ハミルトン家の分家に当たる。2014年現在の爵位保持者は第5代アバコーン公爵ジェイムズ・ハミルトンである。
== 歴史 ==

スコットランド女王メアリーの摂政を務めた第2代アラン伯爵ジェイムズ・ハミルトンの三男(1543–1621)は、スコットランド王国の政治家として活躍し、1587年7月にスコットランド貴族カウンティ・オブ・レンフルーにおけるペイズリー卿()」に叙された。彼の家系が後にアバコーン公爵に叙されることになる。ちなみに彼の兄にあたる初代ハミルトン侯爵の家系が後にハミルトン公爵家となる。
初代ペイズリー卿の嫡男である(1575–1618)は、父より先に死去したが、1603年4月にスコットランド貴族カウンティ・オブ・リンリスゴーにおけるアバコーン卿()」、1606年7月にスコットランド貴族「マウントカシェルおよびカークパトリック、ハミルトン、ペイズリー卿()」と「アバコーン伯爵(Earl of Abercorn)」に叙された。
その長男(1604頃–1670頃)は、1617年5月にアイルランド貴族カウンティ・オブ・ティロンにおけるハミルトン卿・ストラバーン男爵()」に叙され、1618年3月に父から第2代アバコーン伯爵以下3つの爵位を継承し、1621年には祖父から第2代ペイズリー卿を継承した。このうちハミルトン卿・ストラバーン男爵については1633年に退き、翌1634年に弟(1606頃–1638)が第2代ハミルトン卿・ストラバーン男爵を継承することが認められている。このためハミルトン卿・ストラバーン男爵だけしばらくアバコーン伯爵位と分離したが、第2代ハミルトン卿・ストラバーン男爵クロードの孫にあたる第4代アバコーン伯爵(1659頃–1691頃)の代に継承者が重なった。
第6代アバコーン伯爵(1661年頃–1734年)は、1701年12月にアイルランド貴族爵位「カウンティ・オブ・ティロンにおけるマウントキャッスル男爵()」と「ストラバーン子爵()」に叙された。
その孫である第8代アバコーン伯爵(1712年–1789年)は、1761年から1784年にかけてスコットランド貴族代表議員としてトーリー党所属のイギリス貴族院議員を務め、さらに1786年にはグレートブリテン貴族ハミルトン子爵()」に叙せられた(これにより以降の当主は自動的に貴族院議員となる)。
その甥である第9代アバコーン伯爵(1756年–1818年)は、1789年の襲爵前にトーリー党の庶民院議員を務め、1790年10月にはグレートブリテン貴族「アバコーン侯爵(Marquess of Abercorn)」に叙せられた。
さらにその孫である第2代アバコーン侯爵ジェイムズ(1811年–1885年)は、1866年から1868年にかけてアイルランド総督を務め、1868年8月21日にアイルランド貴族「カウンティ・オブ・ティロンにおけるストラバーンのハミルトン侯爵()」及び「アバコーン公爵(Duke of Abercorn)」に叙せられた。
その孫である第3代アバコーン公爵ジェイムズ(1869年–1953年)1922年から1945年にかけて北アイルランド総督を務めた。
2014年現在の当主はその孫である第5代アバコーン公爵ジェイムズ・ハミルトン(1934年-)である。
1612年以来、北アイルランドティロン州・にバロンズコート地所(Baronscourt Estate)を保有している。地所内は自然豊かでニホンジカが多く生息しており、野生のまま管理されている。評価の高い鹿肉を提供している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アバコーン公爵」の詳細全文を読む




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