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アビアンカ航空011便墜落事故 : ミニ英和和英辞書
アビアンカ航空011便墜落事故[あびあんかこうくう011びんついらくじこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ビア : [びあ]
 【名詞】 1. beer 2. (n) beer
航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
便 : [べん, よすが]
 【名詞】 1. way 2. means
墜落 : [ついらく]
  1. (n,vs) falling 2. crashing 
墜落事故 : [ついらくじこ]
 (n) a plane crash
: [おち]
 【名詞】 1. joke punch line 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事故 : [じこ]
 【名詞】 1. accident 2. incident 3. trouble 4. circumstances 5. reasons 
: [ゆえ]
  1. (n-adv,n) reason 2. cause 3. circumstances

アビアンカ航空011便墜落事故 : ウィキペディア日本語版
アビアンカ航空011便墜落事故[あびあんかこうくう011びんついらくじこ]

アビアンカ航空011便墜落事故(あびあんかこうくう011びんついらくじこ)とは、1983年11月27日午前0時6分 (UTC) ごろ、スペインマドリード=バラハス空港の南東12キロメートル付近にアビアンカ航空011便が墜落した事故。乗員乗客合わせて181人が死亡した。
== 概要 ==
アビアンカ航空011便(ボーイング747-283B、機体記号:HK-2910)は、フランクフルト始発、パリマドリードカラカスを経由してボゴタを最終目的地とする国際定期便だった。
当日(1983年11月26日)はフランクフルト – パリ間のフライトがキャンセルされ、当該区間の乗客はルフトハンザに振り替えられた。このルフトハンザ便の到着が遅れたため、それを待っていたアビアンカ011便の離陸も1時間20分ほど遅れて22時25分になった。
FL370 まで上昇した後、23時31分にマドリードの管制にコンタクトし、Pamplona、Barahona、Castejon の各通過点経由でマドリード VOR への飛行クリアランスを得た。15分後 FL190 までの降下を許された。23時52分、さらに FL90 までの降下が許された。
23時56分にマドリッドの管制にコンタクトした後、滑走路 33 へのアプローチ許可を得た。日付が変わり27日0時0分にFL90まで降下した後にさらに降下する許可を得た。0時3分には管制から着陸のクリアランスを得た。
通常の手順では、高度4,000フィートでCPL(VORの名称)直上を通過し直後に右旋回して滑走路直進進入コースに乗る。2海里ほど同高度のまま直進して ILS のグライドスロープを捉え降下を開始し、アウターマーカー上空を高度 3,282 フィートで通過するというものだった。
着陸のクリアランスを受けた時点ではまだ CPL の6海里以上手前の位置を高度4,000フィートで飛行していたが、クルーらはこのまま直進する代わりに右旋回を開始し、降下しながらアウターマーカー付近で再び右旋回して着陸コースに入るショートカットコースをとれば時間節約になると考えた。この際、副操縦士は操縦していた機長に対してアウターマーカー通過高度を、3,282フィートではなく、誤って先頭の二桁が入れ替わった 2,382フィートと告げた〔ビーティー、256頁〕。機長も自分の ILS チャートを確認しなかった。マドリッド空港は高度1,902フィートにあるので、「2,382フィート」では地表から数百フィートほどの高度であり、しかもアウターマーカー付近の地形は数十ないし100メートル程度の小高い丘が点在していた。ILSグライドスロープを捉えるのに、パイロットは習慣として下側から入るので、2,382フィートよりもさらに低い高度をとることになった。
墜落の14秒前にGPWS(対地接近警報)の音声警報が動作した。しかし機長は落ち着いた態度で、
「いいんだ、いいんだ (Bueno, bueno)」
といって何のアクションもしなかった。警報が鳴ったままの状態で5秒後にふたたび、
「いいんだよ (Bueno)」
と言いながら自動操縦を外したが、高度を上げる操作はしなかった。GPWS の音声警報はやまなかったので、隣の副操縦士は気が気でなくなり、
「地表と言ってますが何の意味ですか、機長 (Que dice el terreno Comander)」
と質問した。だがその1秒後には初めのインパクトが記録されており、答えを耳で聞くことはできなかった。
標高2,247フィートの丘に速度142ノットで右主脚と第4エンジンが触れた。3秒後には速度135ノット、4.9度の機首上げ姿勢で次の丘に衝突。さらに6秒後に126ノットで地面に右翼から墜落した。機体は横転して五つに分断した。169名の乗客のうち、生存したのは11名、乗員23名(デッドヘッド4名を含む)に生存者は無かった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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