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アピキウス ( リダイレクト:アピシウス ) : ウィキペディア日本語版 | アピシウス
アピシウス(アピキウス、)とは、古代ローマ・ローマ帝国時代の調理法・料理のレシピを集めた書籍である。遅くとも4世紀末~5世紀初頭には完成していたと見られ、古典ラテン語よりは俗ラテン語(口語ラテン語)に近い言語で書かれている。 == 概要 == アピシウスと言う名前は、古代ローマのグルメとして知られた料理人のマルクス・ガビウス・アピシウスが料理を愛していた事、そして1世紀のティベリウス帝の時代に生まれたぜいたく品への嗜好と非常に関連していると、長年言われていた。しばしばこの本は、マルクス・ガビウス・アピシウスによって書かれたという認識が主張されていたが、近代以降の研究により、その人物の著作ではないことが明らかになった。さまざまな時代や土地の料理が編纂されているため、その中にマルクス・ガビウス・アピシウスの文献が含まれている可能性はある〔エウジェニア・S・P・リコッティ『古代ローマの饗宴』 345頁〕。 『アピシウス』は台所でよく使われる料理の教則本である。第1版では、全体的に「料理の題目(、)」という表題が付けられ、一方で著作に貢献したカエリウス・アピシウス(''Caelius Apicius'')の名は殆ど知られていなかった。こうした事が、アピシウスは「API CAE」という言葉を2つ組み合わせた物であり、2人の著者のうちの1人であるという作り話を生み出してしまった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アピシウス」の詳細全文を読む
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