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アピコンプレックス門(Apicomplexa)は原生生物界の門の1つ。アピコンプレクサ類は生活環のどこかでアピカルコンプレックス(apical complex、頂端複合構造)という構造を持つという点で特徴づけられる原生生物の大きなグループである。寄生性であり、配偶子の時期を例外として、鞭毛や仮足を持たない。 == 生態 == アピコンプレクサ類の生物はコルポデラ類を除いて全てが寄生性である。宿主は後生動物全般で幅広いが、個々の種は比較的宿主特異性が高いと考えられている。寄生部位も腸管、体腔、組織、血球と様々で、細胞内寄生のものも細胞外寄生のものもある。宿主に対して病原性を示すもの多く知られており、マラリア原虫のような著名なヒトの病原体が含まれている。アピコンプレクサ類によって引き起こされる代表的な疾病には以下のようなものがある。 * バベシア症(''Babesia'') * クリプトスポリジウム症 (''Cryptosporidium'') * マラリア (マラリア原虫、''Plasmodium'') * トキソプラズマ症 (''Toxoplasma gondii'') 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アピコンプレックス門」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Apicomplexa 」があります。 スポンサード リンク
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