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apheresis =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
アフェレーシス(apheresis)とは血液浄化療法の一つであり、血漿交換(plasma exchange、PE)、二重濾過法(double filtration plasmapheresis、DFPP)、血漿吸着療法(plasma adsorption、PA)、直接血液灌流法(direct hemoperfusion、DHP)、白血球除去療法などが知られている。アフェレーシスの基本治療は血漿交換であり、置換液を減らす目的で二重濾過法、血漿吸着療法などが開発された経緯がある。アフェレーシスの適応としては、血管内の液性因子が病態に関与している疾患であること、その液性因子が血漿交換により除去されること、アフェレーシスにより臨床的に改善することが証明されていることなどの条件を満たす必要があり、保険適応で制限されている。これは血液製剤が非常に高価であることに起因する。 PE、DFPP、PAの3つのアフェレーシスではPA、DFPP、PEの順に除去物質の特異性は低くなる。病因関連物質が特定されている疾患で保険適応があればDFPPやPAを、病因関連物質が特定されていない場合や凝固因子などの補充が必要な場合はPEが選択される。欧米では自己免疫性神経疾患の治療にPEが選択されることが多いが、日本ではDFPPやPAの報告が多い。 == 血漿交換(PE) == PEはアフェレーシスの基本治療である。血液から病因関連物質を含む血漿を分離し、破棄することで病因関連物質を取り除くと同時に、破棄した血漿と同量の新鮮凍結血漿(fresh frozen plasma、FFP)またはアルブミン液などを投与する方法である。血液を分離する方法は中空糸膜フィルター(膜型血漿分離器)を用いることが一般的である。成分輸血や末梢血幹細胞移植など特別な用途では遠心分離法なども用いられることがある。血漿分離器で分離された血漿はそのまま破棄され、同量の置換液を投与する。ほとんどの免疫疾患では液性因子の除去を目的として行うが、肝不全や血栓性微小血管障害症(TMA)では病因関連物質を取り除く以外に凝固因子の補充を目的に新鮮凍結血漿を用いた血漿交換が用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アフェレーシス」の詳細全文を読む
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