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アブシンチン
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アブシンチン
(+)-アブシンチン(Absinthin)はニガヨモギ(''Artemisia absinthium'')に含まれる天然有機化合物である。アブシンチンはニガヨモギで香りをつけたリキュールアブサン (absinthe) の特徴的な味の元となる最も苦い物質の中の一つである。本化合物は生理活性を示し、抗炎症薬として期待されている。アブサンに含まれる精神活性毒であるツヨンと混同してはならない。 == 化学構造 == アブシンチン (1) の複雑な構造はセスキテルペンラクトンに分類される。テルペノイドは、イソプレン (4) 由来の炭素数5のビルディングブロック (3) から構築される天然物の大きな分類である。この複雑な構造は、2つの同一なモノマー(2)が、グアイアノリドの5員環とアルケンとのディールス・アルダー反応によって構築される。
アブシンチンは1953年に単離され、1980年にBeauhaireらによって構造決定された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アブシンチン」の詳細全文を読む
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