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アブドゥルムウミン(, ティフィナグ文字: ⵄⴰⴱⴷ ⵍⵎⵓⵎⵏ ⵍⴳⵓⵎⵉ 1094年? - 1163年) は、12世紀に北アフリカで建国されたムワッヒド朝の創始者。ベルベル人のザナータ族の出身〔リトル「アブドゥル・ムーミン」『世界伝記大事典 世界編』1巻、156-157頁〕。 12世紀初頭のモロッコで起きた宗教運動に参加し、北アフリカのモロッコからチュニジアにかけての地域とイベリア半島にまたがる国家を建設した〔私市正年「西アラブ世界の展開」『西アジア史 I アラブ』収録(佐藤次高編, 新版世界各国史, 山川出版社, 2002年3月)、232-233頁〕。彼の時代に、マグリブの政治的統一が達成された〔サイディ「アル・ムワッヒド指導下のマグリブの統合」『ユネスコ・アフリカの歴史』4 上巻、56頁〕。 == 生涯 == === 若年期 === 1094年ごろ、トレムセンと地中海沿岸の中間に位置するネドロマ(en)の陶工の家に生まれる〔那谷『紀行 モロッコ史』、150頁〕。若年時は故郷のトレムセンでイスラームの学問を修めた。 1117年ごろにベジャイアに遊学し〔、ベジャイア近郊のマッラーラでムワッヒド運動の指導者であるイブン・トゥーマルトと対面し〔前嶋『イスラムの時代 マホメットから世界帝国へ』、385-386頁〕〔那谷『紀行 モロッコ史』、152頁〕、彼の門弟となって行動を共にした。このアブドゥルムウミンとトゥーマルトの出会いは、神秘的な伝説によって脚色されている〔〔サイディ「アル・ムワッヒド指導下のマグリブの統合」『ユネスコ・アフリカの歴史』4 上巻、29頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アブドゥルムウミン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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