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アブハズ人(またはアブハジア人、英語:''Abkhaz''、''Abkhazians'')は主にアブハジアに住むカフカースの民族。アプスア人(アブハズ語:、''Apswa'')と自称する〔北川 (1998), p.12〕。 19世紀後半、ロシア帝国がカフカーズ戦争によって北カフカースを併合すると、ロシアの植民地的支配を嫌った多くのアブハズ人がオスマン帝国に移住し、現在でも数万~数十万人のアブハズ人がトルコに住んでいる。また、旧ソビエト連邦国家、特にロシア、ウクライナ、カザフスタンなどにも多くのアブハズ人が住む〔Caucasian Information 〕。 == 出自 == アブハズ語は北西コーカサス語族に属し、東スラヴ語のひとつであるロシア語とはもちろん、コーカサス諸語の中で南コーカサス語族に属するグルジア語とも異なる言語である。この地域に住むいくつかの部族に言及した古典史料はあるものの、部族のはっきりとした出自や所在地については意見が分かれている。アブハジアの研究者や一部外国の研究者は、ギリシャ・ローマ時代の歴史家アッリアノスや博物学者大プリニウスの著作で言及されるアバスグ人(abasgoi、アバスゴイ人とも)やアプスィル人(apsilai)がアブハズ人(自称ではアプスア人)の祖先ではないかと考えているが、一方ではこれらアパスグ人やアプスィル人はグルジア系民族の祖先とする説もあり〔北川 (1998), p.47, 60〕、この歴史認識の違いは領土の帰属認識の違いとも相まって1989年のアブハジア紛争など今日の民族紛争の原因となっている〔北川 (1998), p.44〕。 10世紀後半までの間に、より人口規模の小さい、様々な民族的サブグループが現代アブハズ人へと収れんされていった。その内いくつかのグループは、19世紀後半、ロシア帝国が北カフカースを征服したときに故郷を失い、ムハジールとなってオスマン帝国へ移住することを余儀なくされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アブハズ人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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