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アブラガニ(油蟹)''Paralithodes platypus'' は、エビ目(十脚目)・ヤドカリ下目・タラバガニ科に分類される甲殻類の一種。名前に「カニ」とあるがヤドカリの仲間に分類される。タラバガニに近縁で食用にもなるが、偽装表示されて流通したことが問題となったことがある。 アオガニ(青蟹)という別名もあるが、これはワタリガニ科のカニの一種 ''Callinectes sapidus'' の標準和名としても用いられるので混同しやすい。 ==特徴== 甲幅20cmほど。タラバガニよりは小型で、爪がやや長く脚の裏に色素がない。甲羅表面の心域(甲のH字模様の中央下の区画)に4個のとげ状突起があり、6個のタラバガニと区別できる。ただし、ごくたまに5-6個ある個体が見つかる。 生体の体色はタラバガニより青みを帯び、「アオガニ」の別名もここに由来するが、体色では判別し難い。和名の由来は、カニミソが脂っこいという説と、甲羅の表面に油を塗ったような光沢があるという説の二つがある。 日本海、オホーツク海、ベーリング海沿岸域に分布し、特にベーリング海北部で多産する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アブラガニ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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