翻訳と辞書
Words near each other
・ アベル・シャヴィエール
・ アベル・タスマン
・ アベル・タドル
・ アベル・ドゥコー
・ アベル・バウアー
・ アベル・バルボ
・ アベル・パチェコ
・ アベル・パーカー・アップシャー
・ アベル・フェラーラ
・ アベル・フェレイラ
アベル・プラナの和公式
・ アベル・ボナール
・ アベル・ポッセ
・ アベル・ヤンスゾーン・タスマン
・ アベル・レシーノ
・ アベル伝説
・ アベル=フランソワ・ポワソン・ド・ヴァンディエール
・ アベレイFC
・ アベレージヒッター
・ アベレージ・ホワイト・バンド


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アベル・プラナの和公式 : ミニ英和和英辞書
アベル・プラナの和公式[あべるぷらなのわこうしき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わ]
 【名詞】 1. (1) sum 2. (2) harmony 3. peace 
: [こう]
  1. (n,suf) prince 2. lord 3. duke 4. public 5. daimyo 6. companion 7. subordinate
公式 : [こうしき]
  1. (adj-na,n) formula 2. formality 3. official 
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 

アベル・プラナの和公式 : ウィキペディア日本語版
アベル・プラナの和公式[あべるぷらなのわこうしき]
数学において、アベル・プラナの和公式(Abel-plana summation formula)は留数の性質を巧みに用いて級数の和を与える公式である〔Wolfram Mathworld: Abel-Plana Formula 〕。
:\begin
&\sum_^f(n)=\int_^f(z)dz+i\int_^\fracdy,\qquad(a,b\not\in\mathbb)\\
&\sum_^f(n)=\fracf(a)+\fracf(b)+\int_^f(z)dz+i\int_^\fracdy,\qquad(a,b\in\mathbb)\\
\end
但し、f(x+iy)axbにおいて正則であり、xについて一様に
: \lim_e^f(xiy)=0
であることを条件とする。更に
: \lim_\int_^\fracdy=0
であれば
: \sum_^f(n)=\fracf(0)+\int_^f(z)dz+i\int_^\fracdz
となる。
== 証明 ==
\pi\cotz\forallに位数1留数1の極を持つ。従って、積分経路Cが実軸をa,bで切るようにすれば、留数の定理により、
: 2i\sum_^f(n)=\oint_C\pi\cotf(z)dz
である。積分経路の表記を
: \begin
&C_1:a,a+i\infty,b+i\infty,b\\
&C_2:a,a-i\infty,b-i\infty,b\\
\end
とすると、
: \begin2\sum_^f(n)
&=-i\oint_C\cotf(z)dz\\
&=-i\oint_\cotf(z)dz\\
&=-\int_\left(1+i\cot\right)f(z)dz+\int_f(z)-\int_\left(1-i\cot\right)f(z)dz+\int_f(z)dz\\
\end
であるが、f(z)は仮定により正則であるから、
: \begin2\sum_^f(n)
&=2\int_^f(z)dz-\int_\left(1-i\cot\right)f(z)dz-\int_\left(1+i\cot\right)f(z)dz\\
\end
である。さて、
: \begin
&\begin\left|1-i\cot\right|
&=\left|1+\frac\right|\\
&=\left|\frac\cdot\frac\right|\\
&=\left|\frac\cdot\frac\right|\le\left|3e^\right|\qquad(\image1)\\
\end\\
&\begin\left|1+i\cot\right|
&=\left|\frac\cdot\frac\right|\le\left|3e^\right|\qquad(\image-1)\\
\end\\
\end
であり、仮定により
: \lim_\int_^e^\left|f(xiy)\right|dy=0
であるから
: \begin
&\begin\int_\left(1-i\cot\right)f(z)dz&=\int_^\left(1-i\cot\right)f(z)dz+\int_^\left(1-i\cot\right)f(z)dz\\
&=\int_^\left(1-i\cot\right)f(b+z)dz-\int_^\left(1-i\cot\right)f(a+z)dz\qquad(z\rightarrow)\\
&=\int_^\left(i+\cot\right)f(b+iy)dy-\int_^\left(i+\cot\right)f(a+iy)dy\qquad(z\rightarrow)\\
\end\\
&\begin\int_\left(1+i\cot\right)f(z)dz&=\int_^\left(1+i\cot\right)f(z)dz+\int_^\left(1+i\cot\right)f(z)dz\\
&=\int_^\left(1-i\cot\right)f(a-z)dz-\int_^\left(1-i\cot\right)f(b-z)dz\qquad(z\rightarrow)\\
&=\int_^\left(i+\cot\right)f(a-iy)dz-\int_^\left(i+\cot\right)f(b-iy)dz\qquad(z\rightarrow)\\
\end\\
\end
である。また、
: i+\cotiy=i+i\frac=\frac=\frac
であるから、以上を綜合して
: \sum_^f(n)=\int_^f(z)dz+i\int_^\fracdy,\qquad(a,b\not\in\mathbb)
を得る。また、a,bが整数である場合は、積分経路上にある極の留数の半分を加え、
: \sum_^f(n)=\fracf(a)+\fracf(b)+\int_^f(z)dz+i\int_^\fracdy,\qquad(a,b\in\mathbb)
となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アベル・プラナの和公式」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.