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アペフチ
アペフチは、アイヌ民話に伝わる神。 == 特徴 == アイヌ語で「アペ」とは火を、「フチ」は老婆を意味する。その名の通り老女の姿をした火の神で、アペオイ(囲炉裏)の中に住まい、6枚の衣を身に纏い、手には黄金の杖を持っているとされる。神の老女の意味でカムイフチと呼ばれることもある。 古来から人の生活に欠かせない火は、神格化される場合が多い。中でも北海道、樺太、千島列島といった北方の寒冷地に住むアイヌ民族にとって、寒気から守ってくれる火は非常に大切なものだった。したがって、火の神であるアペフチは、人家にまつわる神の中でも最も尊いとされる。神が客となって人家を訪れたときは、アペフチが客の相手をするという。 アイヌに伝わる叙事詩ユーカラの中で、シマフクロウの神が歌ったという歌「銀の滴降る降るまわりに」にも、アペフチが登場する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アペフチ」の詳細全文を読む
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