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アポシニン : ウィキペディア日本語版
アポシニン

アポシニン(アセトバニロンアセトグアイアコンとも)は天然有機化合物バニリン類似の構造を持つ。活性酸素の生産を抑制する作用があるため、抗炎症効果を持つ。様々な植物から単離することができ、薬理学的研究が行われている。
== 沿革 ==
アポシニンは1883年、ドイツの薬理学者オスヴァルト・シュミーデベルクによってカナダ麻(''Apocynum cannabinum'')の根から単離された。当時、この植物は既に浮腫、心疾患に効くことが知られていた。1971年、アポシニンは民間薬として肝、心疾患、黄疸喘息に用いられていた西ヒマラヤコオウレン属の植物、''Picrorhiza kurroa''から単離された。1990年、Simons等は薬理学的に利用可能なレベルの単離に成功した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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