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アマテラスのミカド : ミニ英和和英辞書
アマテラスのミカド[てら]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

テラ : [てら]
 【名詞】 1. tera- 2. 10^12, (n) tera-/10^12

アマテラスのミカド : ウィキペディア日本語版
アマテラスのミカド[てら]

アマテラスのミカド天照帝)は、永野護漫画ファイブスター物語』の主人公である架空のキャラクター。ジョーカー太陽星団イースター太陽系惑星デルタ・ベルン全土を占める国家連合体A.K.D.(アマテラス・キングダム・ディメンス)の光皇〔「光皇」は尊称。国家元首としての正規の肩書は「グリース王国国王、天照王朝皇帝、デルタ・ベルン代表永世大統領」(設定集『F.S.S.DESIGNS 1』より。単行本第5巻では「グリース王国国王、A.K.D.総帥、デルタ・ベルン最高統治大統領」となっている)。〕である。数々の神技と不滅の肉体を持っている。フルネームは天照・ディス・グランド・グリース・エイダス・フォース(天照家第84代の男帝)。他の天照の者との区別のため「エイダス・フォース」(84代目)と代数で呼ばれる事もある。
== 設定 ==
星団暦2020年、母親(先代帝であるアマテラスのミコト)の処女懐胎により誕生したと言われる〔実際には完全な無の状態よりミコトの胎内に出現し、ミコトをはじめとする天照家の遺伝子情報をコピーして誕生した(『F.S.S.DESIGNS 1』より)。〕。白皮症(アルビノ)であり、純白の肌と頭髪、白目のない真っ赤な眼を持つ。不老不死で物語開始の時点で1000歳を超えているが外見は100歳前後(地球人の20代)にしか見えない〔成人した時点で肉体の成長を止めたため。生後も数年間は自ら仮死状態に止めており、その間をジョーカー太陽星団の情報の収集に費やした。〕。
星団随一の美貌と頭脳、そして最強の騎士とダイバー(新設定ではバイター)の力を持つ(この双方の能力を持つ者は「バイア(新設定ではツバイ)」と呼ばれる)。生まれつき感情というものを持っておらず、一見人間らしい立ち振る舞いに見えるのも、幼少時より母親に教え込まれたり自ら学習したりした「人間らしい」反応をTPOに応じて取捨選択し、表しているに過ぎない(一種の哲学的ゾンビといえる)。ただそれ故に為政者としては公平かつ合理的な政策を執り、内外の圧倒的な支持を得ている。母国グリース全土の所有者であり、星団一の財力の持ち主でもある。一般には知られていないがマイト(新設定ではガーランド)と同等の能力も持っているため、ミラージュ騎士団専用の機体である「ミラージュ・マシン」の開発、浮遊城フロートテンプルの建造など、多くの科学的業績を残している。
彼には親友と呼べる者は現在に至るまで4人しかいないという。内2人は星団暦3031年(単行本第12巻)の時点で他界している。一人はファティママイト(ガーランド)であるクローム・バランシェ(クローム・アイツ・フェイツ・バランス・エルフ)、一人はジュノー星にあるコーラス王朝の元首であるコーラス23世(コーラス・サード)。そしてアドラー星にあるトラン連邦の大統領ミッション・ルースミラージュ騎士団総司令のファルク・ユーゲントリッヒ・ログナーである。
彼は生涯で二人の妻を娶った。最初の妻は聖宮ラーンから送り込まれてきた詩女であったメル・クール・リトラであったが、アマテラスの力の影響により早世している。2988年、バランシェの44体目のファティマであるラキシスを新たに迎えるが、カラミティ・ゴーダーズ星崩壊時に行方不明になっている。後に緑の惑星「フォーチュン」にてラキシスと再会。その後娘カレンが誕生している。なお、カレンは通常の生殖とは異なる(我々の常識や知識では理解不能な)"出現"をしたと言われている。
幼い頃のラキシスと交わした約束を守り、彼女の為だけに作ったMHザ・ナイト・オブ・ゴールド(新設定ではGTM帝騎マグナパレス)は、全身が金色に輝く(実際装甲にがインサートされている)星団最強クラスの機体である。これに匹敵する機体は、バランシェの末娘クローソーの駆るMHジュノーン(GTMエンドレス)以外には存在しないと言われている。
星団歴3159年以降は各惑星への大侵攻を行い、圧倒的な力で全星団を武力制圧するが、やがてコーラス26世を中心とする反乱軍の前にA.K.D.が滅亡するのを見届けると、時空の彼方へ飛ばされたラキシスを追って旗艦「ウィル」で星団を去る。
彼はFSSという神話を統べるであり、騎士やダイバー(バイター)、マイト(ガーランド)に見える能力も全て神の力であるが、ジョーカーの人々にはその事は知られていない〔劇中で人々が彼を「光の神」と呼んでいるが、これはあくまで尊称であり本当に神であるとは知る由もない。〕。ただし一部の国家元首を始めとする要人達や、ラーンの詩女達などは彼が尋常の存在でない事を薄々感じているとされている。その神の力は文字通り万能の力であり、「死ぬ事が出来ない」自身が語っているように灰になろうとも瞬時に蘇ることが出来る他にも、死んだ他の人間すらを生き返らせる事すら可能であるが、母ミコトの言いつけを守り、ジョーカーにおいては自身に対する場合を除きその力を封じている。
他にも後述の分身体や異界との扉を開く「次元回廊」など多くの超神技を持つが、それでも56億7千万年後にラキシスとの融合により発現する最終形態・天照大神(天照・ディス・グランド・フォーチュン・エイダス・フォース)に比べれば遙かに非力な存在であり、劇中でも本来しもべである全能神ジョーカーにその力を一時的に封じられている(第4話)。なお星団暦2020年のアマテラスの出現自体が天照大神によりプログラムされたものであり、因果律を超越した存在である。その存在はジョーカー最大の謎の一つであり、クローム・バランシェやシステム・カリギュラなど星団中の英知がその謎に挑んでいる。
誕生からのあらゆる経験を完全に記憶し、ファティマをも上回る速度で適切な反応を常に抽出することが出来る反面、神であるゆえか論理飛躍をすることはできない模様(要するにカンが非常に鈍い)で、第4話で国許の心配をするアマテラスにアトロポスから「城にはラキシスがいるので大丈夫」と言われても理解できなかった。ラキシスの持つ神の力についても気付いておらず、彼女については「庇護すべき未完成のファティマ」という認識しか持っていない模様。本来アマテラスとラキシスしか起動できないヤクト・ミラージュをラキシスが単独で起動させシャフトとパルテノに託したことに関しても、シャフトらミラージュ騎士団左翼大隊が彼女を脅迫して起動させたものだと勘違いしていた。
公的には「ファティマ嫌い」で知られている。それは女忍者・巴のような生理的嫌悪感や女性故の嫉妬といったマイナス要因からではなく、自分自身人間ではないため、人間と同じ形に作られながら戦争の道具として産み出され、星団法で厳しく人権を制限され、マインドコントロールによりマスターに忠実であるよう感情まで制限される彼女たちを“人”として慈しみ愛するが故である。このため主を失った多くのファティマたちの庇護者ともなっている。特にバランシェファティマたちにとってアークマスターであり、マインドコントロール下におけるマスターとは別の主となっている。ソープが幼少期から成人、お披露目に至るまで見守り続ける存在であり、母親不在の彼女たちにとって母同然(♂ソープに向かって「お父様のお嫁さんになればいいのに」と無茶すぎることを言った子もいる)の愛情の対象であるがゆえである。バランシェファティマたちはアマテラスに不利になる記憶や情報を制限されており、彼に敵対する場合は精神に極度の負担をかけてしまう。この事実をアトロポスから聞かされたソープは苦悩している。そうした一方で、ファティマたちからは「怒らせると怖い」「おしおきが怖い」とたびたび評されている。
星団一の大富豪でフロートテンプルやらKOGやらウィルやら使うときは盛大に使うがそうでないときはドケチ。アーレン・ブラフォードの入団に際しては意気消沈していた彼の言葉を真に受けて本当に契約金ナシで入団させてしまった。また、なにかというと金の心配をしている。(特に彼がソープのとき)吝嗇家という慣習は天照家の伝統らしく、アイシャとワスチャ(ちゃあ・てぃ)の父コーダンテ公も衣類はツギハギだらけで娘たちにアルバイトでバランシェ家のメイドをさせている。アマテラス自身着る物には無頓着で普段着はほぼ一張羅同然で過ごしている。
また、かなりの親不孝者で母が大切にしていたパトラクシェ島を「このままであって欲しい」という願いを聞き入れずにフロートテンプルに改造してしまった。また母が定めた星団法に関しては表向き守っているものの「違反者を見逃す」「お尋ね者をミラージュに引っ張り込む」「違反事実をモミ消す」「身内が逮捕されそうになると実力行使に出る」などやりたい放題であり、遂に3159年の大侵攻開始と共に星団連合を脱退して公然と星団法を無視するに至っている。
本当に些細なことは気にしないところがあり、プリンセス・タイトネイプのミラージュ入りの件でダイアモンド・ニュートラルと泰千錫華がフロートテンプルに乗り込んだ際には、(タイトネイプに無理やり引っ張られる形だったとはいえ)正装ではなくMH調整作業直後の汚い身なりのまま会いに行ったりしている〔この際、ソープ姿のアマテラスは「ヒマなのがボクたちしかいなかったとは・・・・」と述べ、ラキシスに「仕方ないです」と返されている。〕。
パートナーであり、公的には義妹でもあるラキシスに対しては普段の冷静公平な彼からは考えられないほど甘い態度を取り、まったく頭が上がらず見事なまでに尻に敷かれている。幼少時代の彼女の言葉を真に受けてK.O.G.を建造したことに始まり、彼女のお披露目に影武者を立ててまでお忍びで近づく、ハグーダ戦役や魔導大戦などの戦場にも彼女に請われるまま連れ出す、そのために側近や影武者に実務を押し付ける…等々の振る舞いが目立つことから、影で、また時には半ば公然と「星団最強のバカップルと揶揄されている。
これだけの権力・財力・能力を持ちながらも、神であることやラキシスの正体などが知られていないこともあって、ジョーカーの大衆からは「凄い人だということを忘れるほど情けない」「見ていて面白い」「凄く色っぽい」などと思われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アマテラスのミカド」の詳細全文を読む




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