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アマリロ()とは、アメリカ合衆国南部のテキサス州北端部のポッター郡にある都市である。郡庁所在地であり、同郡で人口最大の都市で、2010年現在の人口は約19万人である。ただし、市域は南に隣接するランドール郡にもまたがっている。しかし周辺の人口が少なく、4郡にまたがる都市圏でも20万人台の規模にとどまる。付近はパンハンドル(Panhandle)と呼ばれる地区に当たり、オクラホマ州の中に深く入り込んでいる。なお、Panhandleとは、フライパンの柄状の細長い形に由来するアメリカ英語である。 == 概要 == 1887年に鉄道建設とともに町が形成され、肉牛の積み出し地となり、天然ガスと石油の発見により発達した。製缶・製粉・亜鉛精錬・合成ゴムなどの工業が発展している。また、ヘリコプター製造の拠点になっており、ベル・ヘリコプターやボーイングなどの工場があり、オスプレイの最終組立も行われている。 かつてはヘリウムガスの生産で知られ、''Helium Capital of the World''(世界のヘリウムの都)と称された。また市名がスペイン語で「黄色」(アマリージョ)を意味することから、''The Yellow Rose of Texas''(テキサスの黄色いバラ)とも呼ばれる。近年では、V-22軍用垂直離着陸機の組立工場が同市に位置していることから、''Rotor City, USA''(アメリカのローターの街)と呼ばれている。また、アマリロは畜産の中心地でもある。 市名は近辺に位置するアマリロ湖(Amarillo Lake)とアマリロ川(Amarillo Creek、アマリロ湖の記事に記述あり。)に由来しているという説が有力である。これらの湖や川の名は、湖岸や河岸の土が黄色であったことからその名がついている。また、この一帯に自生する野草が春・夏に黄色い花を咲かせることからアマリロという名がついた、という説もある。市名はスペイン語由来ではあるが、英語風にアマリロと発音される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アマリロ (テキサス州)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Amarillo, Texas 」があります。 スポンサード リンク
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