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アミロイド(Amyloids)はある特定の構造を持つ水に溶けない繊維状のタンパク質である(詳細な定義は本文参照)。器官にアミロイドが異常に蓄積すると、アミロイド症などの神経変性疾患の原因になると言われている。 ==定義== 「アミロイド」の名称は、元々は、この物質がヨウ素でんぷん反応と似た反応をすることから、デンプン(ラテン語では''amylum'')と関係があるとの誤解により付けられたものである。それからしばらく、科学者たちはこれが脂質なのか炭水化物なのかの議論をしていたが、実はそのどちらでもなく、ある種のタンパク質であった〔Kyle, R.A. (2001) Amyloidosis: a convoluted story. ''Brit. J. Haem.'' 114:529-538. PMID 11552976〕。 *アミロイドの古典的で組織病理学的な定義は、細胞外で、タンパク質性で、βシート構造が積層して沈着しているものである。この状態はクロスβ構造と呼ばれており、コンゴーレッドで着色して偏光顕微鏡で観察すると、複屈折により青リンゴ色に見える。これらの沈着物は糖など別の物質、例えば血清アミロイドP成分などと結合して複雑で異質な物質に変わる〔Sipe, J. D. and Cohen, A.S. (2000) Review: History of the Amyloid Fibril. ''J. Struct. Biol.'' 130:88-98. PMID 10940217〕。ただし、最近では明らかに細胞内にあるアミロイドも発見されており、この定義では不完全であることが分かっている。 *生物物理学的な定義はこれよりも新しく、より広い。その定義では、生体内あるいは生体内を模した試験管内で起き、クロスβ構造を形成する重合した全てのポリペプチドを含む。これらの中には、明確なクロスβ構造であっても、コンゴーレッドによる複屈折といった伝統的な病理組織学の特徴を示さないものもある。細菌学者や生物物理学者はこの定義を採用している人が多い。 学問分野によって定義が異なるので、この語を使う場合にはその意味をよく確認する必要がある。この記事では以後は生物物理学上の定義によるアミロイドについて述べる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アミロイド」の詳細全文を読む
=========================== 「 アミロイド 」を含む部分一致用語の検索リンク( 29 件 ) アミロイド アミロイド(類でんぷん質) アミロイドAたんぱく(質) アミロイドシス アミロイドニューロパチ(シ)ー(神経障害) アミロイドーシス アミロイドーシス、アミロイド症 アミロイド変性 アミロイド変性、でんぷん様変性 アミロイド症 アミロイド肝 アミロイド脾 アミロイド腎 アミロイド腎症 全身性アミロイド症 原発性アミロイド症 原発性アミロイド症、原発性アミロイドーシス 家族性アミロイド症 家族性遺伝性アミロイド症 局所性アミロイド症 局所性アミロイド症、局所性アミロイドーシス 皮膚アミロイドーシス 続発性アミロイドーシス 続発性アミロイド症 続発性アミロイド症、続発性アミロイドーシス 老人性アミロイド症、老人性アミロイドーシス 腎アミロイド症 透析アミロイドーシス 非アミロイド スポンサード リンク
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