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アメマス ( リダイレクト:アメマス ) : ウィキペディア日本語版 | アメマス
アメマス(雨鱒、学名:''Salvelinus leucomaenis leucomaenis'')はサケ科サケ亜科イワナ属の魚。分布は、ユーラシア大陸東端、日本での自然分布は日本海側(山形県以北)太平洋側(千葉県以北)。イワナを亜種で分類するならば、基亜種となる。河川残留型(陸封型)はエゾイワナと呼ばれる。 == 生態 == 体長は14-70cm程度。産卵期から孵化までの生活史はイワナとほぼ同じであるが、より冷水域を好むと考えられる。サクラマスやサツキマスの様に、孵化後すぐ降海せず2年から3年程度を河川で過ごしスモルト化した個体が降海する。シロザケの様に孵化・浮上直後には降海しない〔北海道古宇川におけるアメマス ''Salvelinus leucomaenis'' の齢別成熟比率 北海道東海大学紀要. 理工学系 8, 51-60, 1996-03-21〕。雌雄でのスモルト化の比率は異なり、雌(メス)はほとんどが降海するが、残留し産卵を行う個体もいる。また、川残留型の雌は2才から5才の年齢群から構成され、尾叉長の範囲は127mmから284mmとする報告がある〔山本祥一郎ほか「北海道南部の河川におけるアメマスの河川残留型雌」 魚類学雑誌 Vol.43 (1996) No.2 p101-104〕。産卵後一部の個体は生き残り、翌年以降の生殖活動に参加する。降海後の生活史は十分に解明されていない。 川残留型の餌は、水棲昆虫、河畔木からの落下生物、プランクトンなど。降海型の餌は、魚(サケ幼稚魚)〔北日本の沿岸におけるアメマスによるサケ幼稚魚の捕食 北海道立水産孵化場研究報告 (51), 57-61, 1997-03〕、プランクトンなど。 また、ヤマメとエゾイワナが交雑した個体「カワサバ」が道内で確認されている〔 札幌サケ情報ブログ - 上から5枚目と6枚目の魚 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメマス」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Salvelinus leucomaenis 」があります。
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