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アメリカかぶれ : ウィキペディア日本語版
アメリカかぶれ

アメリカかぶれ」(、〔イタリア語原題は「お前はアメリカ人のように振る舞いたがる」といった意味。〕)は、イタリアの歌手が、ナポリ語で歌った曲。
カロゾーネはこの曲を、「ニーサ (Nisa)」の通称で知られたとの共作として1956年に書いた。スウィングジャズを結びつけたこの曲は、カロゾーネにとって最も広く知られた作品のひとつとなった〔ITALICA - La Canzone d'Autore Italiana - Renato Carosone - Tu vuo' fa l'americano 〕。楽譜出版会社リコルディのディレクターだったラペッティ (Rapetti) からラジオのコンテスト用の作品を委嘱されたカロゾーネは、ニーサの作った歌詞を見て、ごく僅かの時間で曲を書き上げた。カロゾーネは、書き上げた即座に、この曲が大ヒットになると確信したという。
カロゾーネ自身によるオリジナル・バージョンは、監督の1958年の映画『''Totò, Peppino e le fanatiche''』の中で披露された。監督の1960年の映画ナポリ湾 (''It Started in Naples'')』では、ソフィア・ローレンがこの曲を歌った。も、1999年の映画リプリー (''The Talented Mr. Ripley'')』の中でこの曲を歌っている〔。
歌詞の内容は、同時代のアメリカの生活様式が大好きなイタリア人のことを、ウイスキー・ソーダを飲み、ロックンロールで踊り、野球に興じ、紙巻きたばこの「キャメル」を吸っているが、いまだに両親の金を当てにしている、と歌っている〔。この歌は一般的に、当時まだ農村的な伝統的社会であったイタリア南部で、第二次世界大戦後、程なくして起こったアメリカナイゼーションに対する、風刺と考えられている〔Luciano Cheles, Lucio Sponza - The art of persuasion: political communication in Italy from 1945 to the 1990s 〕。イタリアの新聞『ラ・レプッブリカ (''la Repubblica'')』は、彼がこの曲のヒットから4年後の1960年に音楽界から引退してしまうことを考えると、この曲はカロゾーネ作品の中でも決定的なヒットシングルであると述べている〔la Repubblica/spettacoli: Addio Carosone, maestro della musica italiana 〕。
== カバーとサンプリング ==

* ルー・ベガは、この曲を「You Wanna Be Americano」としてカバーしている。
* ブライアン・セッツァー・オーケストラは、彼らの曲「Americano」の一部に組み込む形でこの曲をカバーしている。この曲は、アルバム『ヴァヴーム! (''Vavoom!'')』に収録されている。
* 2010年、この曲はオーストラリアのデュオであると音楽プロデューサーのによる曲で、世界的なヒットとなった「パッパラ☆アメリカ〜ノ (We No Speak Americano)」にサンプリングされた。この曲は、その後、によって再録音されている。
* ドン・オマール - 「We No Speak Americano (Remix)」
* この曲は、歌声を合成するソフトウェアであるボーカロイド「TONIO」のデモ曲のひとつとなっており、別のボーカロイド「」も、この曲を歌っている。
* は、この曲を2007年のアルバム『''Betcha Bottom Dollar''』に収録した。
* ピットブル - 「Bon Bon (We No Speak Americano)」(2010年)
* 2002年チリロックバンドであるが、「Americano」という曲名でこの曲をカバーし、デビュー・アルバム『''Pettinellis''』に収録した。
* は、この曲をアルバム『''Italian Sessions''』に収録している。
* 大韓民国のバンド LPG には、この曲や「パッパラ☆アメリカ〜ノ」を原案とした「 ()」という曲がある。
* ダレン・クリスは、2011年イェール大学で行なわれたチャリティー・ショーでこの曲をカバーし、2013年の「Listen Up」ツアーでも、ニューヨーク州における公演でこの曲を歌った。
* 2011年には、ギリシア語イタリア語を半々に用いたバージョンがとによって録音された。
* 2012年、バンド、が、アルバム『''The Gypsy Queens''』で、テレビ番組『''Made in Chelsea''』の出演者たちをフィーチャーする形でこの曲を「L'Americano」として取り上げた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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