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アメリカアカシカ・ワピチ・キジリジカまたは北米名エルク(亜米利加赤鹿、黄尻鹿・学名 ''Cervus canadensis'')は、北アメリカ大陸から東北アジアにかけて生息する大型のシカ。 北アメリカ以外の地域では、エルク(elk,elg)とはヘラジカのことを意味する。ヨーロッパのアカシカよりも大きなアメリカアカシカを北アメリカで初めて見たヨーロッパ人の探検家がこれをヘラジカの一種と誤解し、エルクと呼んだために北米では「エルク」という呼称が一般化した。「ワピチ(ワピティ)」とは、アメリカインディアンのショーニー族の言葉(Shawnee)で「白い尻」を意味するワーピティ(waapiti)に由来する呼称である。 本記事では北アメリカに生息する亜種群を中心に記述する。また、記事内の混乱を避けるため、北アメリカ亜種''C. c. canadensis''についてアメリカエルクと表記し、北アメリカ・東北アジアの亜種を全て含む''C. canadensis''の総称としてはワピチを用いることにする。 == 概要 == ワピチはシカの中ではヘラジカについで2番目に体が大きい種である。雄は雌よりも1.2倍ほど大きい。アメリカアカシカのルーズヴェルトエルク・レースでは、雄は平均で、体重315kg程度、肩の高さ1.5m、全長2.4m程度である(雌は順に225kg・1.3m・2m程度)〔Rocky Mountain Elk Foundation - Fast Facts 〕。東北アジア地域の生息地では、体が最も大きい陸生動物の一つである。既知のシカの中では、遺伝的に最もニホンジカに近い。 雄のみが滑らかな角(つの)を持つ。角は毎年春に伸び始め、冬の終わりに抜け落ちる。他のシカと同様に草や樹木の葉・樹皮を食べる草食動物である。増え過ぎた場合、地域の植生を破壊し、環境問題を引き起こす原因になる。また、ニュージーランドやアルゼンチンには人為的に導入されており、一部では外来種として他の生物に圧力をかけるものとして問題視されている。 アメリカアカシカは、捕食圧が少なければ自然状態で15年ほど生きる。平均的な寿命は10-13年ほどであり、飼育下では20年ほど生きると考えられている。北アメリカでは、ヒト以外に、オオカミ、ピューマが成獣の天敵であり、ヒグマもときおり本種を捕食する他、コヨーテとオオヤマネコが幼獣を捕食する。。アジアでの主な天敵はオオカミ、ドール、ヒグマ、トラ、ヒョウ、ユキヒョウであり、ヨーロッパオオヤマネコとイノシシも幼獣を捕食する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカアカシカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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