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モンキーポッド(学名:、シノニム)は、熱帯アメリカ原産のマメ科ネムノキ亜科〔クロンキスト体系ではネムノキ科とする。〕ネムノキ属の常緑高木。別名、レインツリー、アメリカネムノキ(亜米利加合歓木)。サマネア属 () に分類されることもあるが、サマネア属全体をネムノキ属に含める学説もある。 == 概要 == マメ科の植物。本来の分布はメキシコからペルー、ブラジルにかけてであるが、広く熱帯と亜熱帯の各地に移植されて帰化している。米国ハワイ州では侵略的外来種に指定されている。高さは25mほど、枝張りは40mほど。樹冠は枝を左右対称に大きく広げた形をしている。2回羽状複葉でシダに似た形をしている葉は、日の出とともに開き、午後になると閉じる(就眠運動)。降雨前にも葉が閉じることから、レインツリー (rain tree) という呼称の由来となっている(この木の樹液を吸いに集まるセミの分泌物が雨のように下に落ちるからという説もある)。年に2回、5月と11月の頃、開花する。花の色は赤みがかったピンク色からクリーム色がかった黄色まで様々である。 アレクサンダー・フォン・フンボルトは著作『新大陸赤道地方紀行』の中で、ベネズエラのマラカイを訪れた時に見た、枝張りが58mにもなるモンキーポッドの巨木を「Zamang del Guayre」と呼んでいる。この木は現在も生きており、ベネズエラでは「」と呼ばれ、国宝に指定されている。 日本国内では、ハワイ・オアフ島のモアナルア・ガーデンにある大樹が日立グループのTVCMの題材に永く取り上げられており、別名「日立の樹」あるいは「この木なんの木」として知られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンキーポッド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Albizia saman 」があります。 スポンサード リンク
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