|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 対 : [つい] 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set ・ 対日 : [たいにち] 1. (n,vs) staying in Japan 2. with Japan 3. with respect to Japan ・ 日 : [にち, ひ] 1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day ・ 協 : [きょう] 1. (n-suf,n-pref) cooperation ・ 協議 : [きょうぎ] 1. (n,vs) conference 2. consultation 3. discussion 4. negotiation ・ 協議会 : [きょうぎかい] 【名詞】 1. conference 2. convention ・ 議会 : [ぎかい] 【名詞】 1. Diet 2. congress 3. parliament ・ 会 : [かい] 1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club
アメリカ対日協議会(アメリカたいにちきょうぎかい、, ACJ)は、1948年6月に結成された圧力団体である。逆コースの決定に強く作用した。中心人物のハリー・F・カーン(Harry F. Kern)は、結成前すでに過度経済力集中排除法を激しく批判していた。ACJの政治的主張は、名誉会長ジョセフ・グルーの門閥主義である。 == ジャパン・ロビーとニューズウィーク == ACJはジャパン・ロビーの中枢組織として発足した。ジャパン・ロビーとは端的にはグルー派である。ジョン・モルガンを従兄に持つグルーは、日米開戦までの10年間という駐日大使時代を通じて日本の財閥と連携するようになった。ジャパン・ロビーは、台湾国民党政権を支援するチャイナ・ロビーと競い合っていた。双方は共に反共路線であったが、後者は台湾から資金援助を受けていた。経済基盤の違いはそれぞれの主張に反映された〔ジョージ・マーシャルが国務長官になった1947年、グルーはアメリカ合衆国国務省でロビー活動に励んでいた。ケネス・クレイボーン・ロイヤル、ジェームズ・フォレスタル、ウィリアム・ヘンリー・ドレイパー・ジュニア、ロバート・A・ラヴェットらと共に、速やかに足場を固めた。〕。 ジャパン・ロビーの存在感は、ニューヨーク・タイムズ、シカゴ・トリビューン、タイム (雑誌)などにより演出された。ニューズウィークはジャパン・ロビーの目的に最も貢献した。当時のニューズウィークを所有・支配したのは主に、ハリマン家、アスター家、メロン家、モルガン家などの富豪である。同誌の役員などは戦前に公然とファシズムを支援した。コンプトン・パケナム(Compton Pakenham)は1940年代末の同誌東京支局長であった。外信部長ハリー・F・カーンは、パケナムと共にジャパン・ロビーと結んだ。そしてGHQのSCAPや経済科学局が推進する日本の民主化に反対して一大論争を繰り広げた〔ニューズウィーク1947年1月27号の『日本人パージの影に-米軍内部の対立』という見出しの記事で、カーンは追放された財界人らを、共産主義の脅威に対抗するアメリカの強い味方であると述べた。 :ダグラス・マッカーサーはアメリカ統合参謀本部から出されていたパージの指令を引用して、指令に背けば戦争の再発を招くと弁明した。 同年6月、カーンは知人のウィリアム・V・プラット提督を通じて、ハーバート・フーヴァー元大統領と面会した。フーバーは極秘文書を漏らしてまでカーンに協力するようになった。 :Schonberger, "The Japan Lobby", p.331.〕。 1948年3月、冷戦論者のジョージ・ケナンがマッカーサーを訪ね、集排法が日本をいっそう共産化すると示唆した。月末にウィリアム・ヘンリー・ドレイパー・ジュニアがケミカル銀行頭取パーシー・ジョンストンらを伴い東京を再び訪れている。彼らは政府の対日政策を左右できるポストにあったから、その報告は瞬く間に集中排除計画への公的見解をひっくり返した。SCAP覚書で、財閥を結びつける核となっていた主要銀行が集中排除から免除された〔抜け道となった文言は、「トップのいない企業結合体」 :John G. Roberts, Mitsui: Three Centuries of Japanese Buisiness, Weatherhill, New York/Tokyo, 1973. pp.394-426. 安藤良雄 三井禮子監訳 ダイヤモンド社 1976年 pp.303-330.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカ対日協議会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|