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アメリカ独立戦争の海軍作戦行動 : ミニ英和和英辞書
アメリカ独立戦争の海軍作戦行動[あめりかどくりつせんそうのかいぐんさくせんこうどう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [どいつ]
 (n) Germany
独立 : [どくりつ]
  1. (adj-na,n,vs) independence (e.g., Ind. Day) 2. self-support 
独立戦争 : [どくりつせんそう]
 【名詞】 1. American Revolutionary War 2. War of Independence
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦争 : [せんそう]
  1. (n,vs) war 
海軍 : [かいぐん]
 【名詞】navy, Navy
: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 
: [さく]
  1. (n,n-suf) a work 2. a harvest 
作戦 : [さくせん]
 【名詞】 1. military or naval operations 2. tactics 3. strategy 
: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行動 : [こうどう]
  1. (n,vs) action 2. conduct 3. behaviour 4. behavior 5. mobilization 6. mobilisation 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 

アメリカ独立戦争の海軍作戦行動 : ウィキペディア日本語版
アメリカ独立戦争の海軍作戦行動[あめりかどくりつせんそうのかいぐんさくせんこうどう]

アメリカ独立戦争の海軍作戦行動(アメリカどくりつせんそうのかいぐんさくせんこうどう、()はアメリカ独立戦争の開始から、1783年のパリ条約でアメリカの独立が認められるまでの間に行われたアメリカ、グレートブリテン王国(イギリス)、フランス王国等の海軍の作戦行動である。2つの期間に分けられる。
1つ目の期間は、開戦の1775年から1778年の夏までであり、イギリス海軍大陸軍に対抗するイギリス陸軍と呼応して北アメリカの海岸、川、湖で活動した。更にイギリスの商船をアメリカの海賊行為(私掠船)から守ることも任務の一つだった。
2つ目の期間は、フランス、スペインおよびネーデルラント連邦共和国(オランダ)の相次ぐ参戦により、西インド諸島ベンガル湾にまで及ぶ海戦に拡大したものであり、1778年夏から1783年中程までの期間である。アメリカ大陸で進行中の作戦支援や通商保護が目的のものもあったが、大きなスケールでの海軍力同士のぶつかり合いもあった。
== アメリカの戦い 1775年-1778年 ==

フランスが1778年に参戦するまでは、海戦は小規模のものに限られていた。アメリカ独立戦争が始まった時、イギリスは戦列艦を131隻持っていたが、海軍が七年戦争時代の急ごしらえで質の落ちる艦を放置していたため〔Mark M. Boatner, ''Encyclopedia of the American Revolution'', p. 769.〕、戦争開始時点で直ちに戦闘に使える戦列艦は39隻に過ぎなかったとされている。海軍大臣サンドウィッチ伯は艦船の更新計画を持っていたが、まだ実現していなかった〔N.A.M. Rodger, "The Insatiable Earl", p. 96-97.〕。各泊地に派遣された提督たちは長い海岸線をパトロールするだけの戦力を持っていなかった。よってアメリカ独立戦争の最初の3年間は、主に陸軍の作戦の支援に回り、ボストン包囲戦ではトマス・ゲイジ将軍やウィリアム・ハウ将軍を助けて軍事物資や部隊の補給を行った。これらの活動の中で1775年6月12日にこの戦争では最初の海戦が起こった。当時はマサチューセッツ湾植民地に入っていたメインのマチャイアス(現在はメイン州東部)の植民地人がマチャイアスの海戦でイギリスのスクーナーを1隻捕獲した。
海岸の他の地点では、1775年10月のメインのファルマス(現在のポートランド)の焼き打ちなどのように、沿岸の町への懲罰的な攻撃にイギリス海軍が使われたが、それは敵を弱らせるのでなく怒らせるだけであった。また1776年6月に行われたサウスカロライナ植民地チャールストンへの攻撃は不首尾に終わった。私掠船が出撃する多くの町を海上封鎖するという任務は目的を達せられなかった。故にイギリスの通商はアイルランド沿岸のようなアメリカ大陸からは遠くの地においてすら深刻な脅威を受け、ベルファストの亜麻布貿易であっても海軍による護送が必要だった。
1776年6月それまでには無かったような大編成の遠征隊が、リチャード・ハウ提督の指揮下でニューヨーク港に到着し始めた。これを目撃した者は「ロンドンの全てが浮かんでいる」ようであり、そのほど多くの帆船のマストが「林」のようだったと報告した〔McCullough, David. ''1776''. Simon & Schuster. New York. May 24, 2005. ISBN 978-0743226714 〕。この艦隊は約12,000名のイギリス兵と9,000名のドイツ人傭兵を運んできた。この軍隊はその8月に大陸軍とロングアイランドの戦い(またブルックリンの戦い)を戦った。ハウは大陸軍の後衛がいたイースト川を確保できず、ジョージ・ワシントンはロングアイランドで敗れた後、一夜のうちにその軍隊や物資を無傷のままにマンハッタンまでの戦術的撤退を成し遂げた〔Schecter, Barnet. ''The Battle for New York: The City at the Heart of the American Revolution''. Walker & Company. New York. October 2002. ISBN 0-8027-1374-2〕。
大陸海軍には1隻の戦列艦も無く、私掠船によってイギリスの通商を妨害するしかなかった。1776年3月23日アメリカ独立宣言の数ヶ月前、大陸会議拿捕免許状を発行した。アメリカの私掠船はこの戦争中に600隻のイギリス船を拿捕した。これらの私掠船は必ずしもアメリカのために働いたわけではなく、高く買ってくれるものに鹵獲品を売ったため、イギリス人が自らの奪われた荷を買い戻すということもあった〔Boatner, p. 897.〕。
大陸会議は1775年10月13日大陸海軍の創設を承認した。とはいえ戦列艦を作ったわけではなく、小さな船を作って主に通商破壊を行わせた。1775年12月22日エセク・ホプキンスが海軍総司令官に任命された。ホプキンスは小艦隊を率いて、1776年3月早くに、大陸海軍初となる作戦行動を行った(ナッソーの戦い)。バハマナッソーでは、大陸軍が大いに必要とする火薬を貯蔵していた。4月6日、戦隊は20門搭載のイギリス軍艦''グラスゴー''と遭遇し、初めての海戦となったが、これは負け戦だった。1778年4月24日ジョン・ポール・ジョーンズ船長はイギリス軍艦''ドレーク''を拿捕して(ノース海峡の海戦)アメリカ海軍最初の英雄になった。これはイギリスの支配海域におけるアメリカ軍艦初めての勝利にもなった。ジョーンズはまた1779年9月23日、軍艦''ボンノム・リチャード''を指揮してイギリス軍艦''セラピス''を拿捕した。
1778年にはジョン・ポール・ジョーンズ率いる大陸海軍がイギリス本国カンブリア州のホワイトヘブン港を襲った。この奇襲上陸はジョーンズの報復のためであって、占領を目的としたものではなかったが、イギリス本国に恐慌をもたらした。これがフランスやスペインのような国によって模倣されうるという弱点を明らかにしたからである。その結果、しばらくは本国の港の防御を高めることに熱心になった。
アメリカ大陸では1776年4月、イギリス軍のボストン撤退をイギリス海軍が助け、陸軍をハリファックスまで撤退させた後、6月にはニューヨークに運んだ。1777年7月のフィラデルフィア方面作戦でも陸軍を運んだ。セントローレンス川五大湖地方では、更に攻撃的な役割も果たした。1776年5月のチャールズ・ダグラス海尉によるケベック解放では大陸軍のベネディクト・アーノルド将軍を撤退に追いやった。10月、シャンプレーン湖でのバルカー島の戦いではアーノルドの戦隊を破壊してカナダ戦線を確保し、1777年のジョン・バーゴイン将軍による遠征の基盤を造った。しかしバーゴインはサラトガで降伏した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アメリカ独立戦争の海軍作戦行動」の詳細全文を読む




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