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アラジ(''Arazi''、1989年 - )とはアメリカ合衆国生まれの競走馬、種牡馬である。1991年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを圧勝し、『ワンダーホース』の異名で知られた。1991年カルティエ賞年度代表馬、同最優秀2歳牡馬。エクリプス賞最優秀2歳牡馬を受賞した。 現役時代の馬体重が最も重い時期でも430キログラムそこそこと、非常に馬格の小さな馬としても知られている。 == 戦績 == 1991年5月にシャンティイ競馬場でデビュー。初戦こそ2着に敗れるも、2戦目で初勝利を挙げると以後6連勝でフランスの2歳G1競走を3勝したのち、生国であるアメリカ合衆国のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルに挑戦した。初経験のダートコース、フランスからの長距離輸送という不利な要素がありながら1番人気に支持された。レースでは先行有利のアメリカ競馬にあって後方を進み、「アラジは前に行きたがらないのか」などと実況されるも、3コーナー手前から一気にスパートをかけ、前を行く馬を次々とかわしていくと4コーナーで早々と先頭に立ち、最後の直線コースではさらに差を広げ独走、そのまま4馬身以上の大差(着差には諸説あり)をつけるという圧巻の勝利であった。そのレース振りはブリーダーズカップ史上屈指のパフォーマンスと称えられ、アラジは『ワンダーホース』、『セクレタリアトの再来』と一躍脚光を浴びた。この活躍により、ヨーロッパでは2歳にして、この年に創設されたカルティエ賞年度代表馬と最優秀2歳牡馬に、アメリカでもエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。 年が明けて3歳になったアラジであったが、主戦場をヨーロッパとするかアメリカとするかについて馬主と調教師との間で軋轢が生じ、結局ケンタッキーダービーと英ダービーの両方を目指すという前代未聞のプランが組まれた。しかし軽い故障もあり、緒戦の準重賞こそ勝ったものの、圧倒的1番人気に支持されたケンタッキーダービーは8着に惨敗(連勝も8でストップ)した。この敗戦により英ダービーは回避、その後はマイル路線に転向するものの4戦してG2競走を1勝のみに終わり、ブリーダーズカップ・マイル11着を最後に引退した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アラジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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