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アランフエス()は、スペイン・マドリード州南部に位置するムニシピオ(基礎自治体)。タホ川に沿って広がり、ハラマ川との合流点がある。首都マドリードから南に48km。 スペイン王室の宮殿と庭園が有名で、世界遺産に登録されている。また、ホアキン・ロドリーゴの楽曲アランフエス協奏曲でもその名を知られる。 == 歴史 == アランフエスの地名はバスク語由来という説がある。言語学者のラファエル・ラペサはバスク語の「アランツァ」(サンザシ)という説を示しているが〔スペイン語版より:''Historia de la Lengua Española'', Rafael Lapesa, Editorial Gredos, Madrid, 9ª Edición, 1981, ISBN 84-249-0072-3〕、「アラン」(谷または同音異義のプラム)かもしれない。アラビア語の「イブン・アランケジュ」(クルミの生える所)という説やラテン語の「アラ・ヨウィス」(ジュピター神殿)という説も唱えられている〔Historia de Aranjuez 〕。7世紀の文献には「アラウス」や「アランス」という名前で現れ、「アランスエケ」などと呼ばれた後に、15世紀に「アランフエス」に落ち着いた。 1085年にアルフォンソ6世がトレドを征服した後も、アランフエスはカスティーリャ王国とイスラム諸国の間で争奪が行われた。1178年に最終的に征服され、アランフエスはサンティアゴ騎士団に与えられた。15世紀末、カトリック両王によって王室の土地とされた。1561年、フェリペ2世の命により宮殿の建築が始まった。18世紀のフェルナンド6世によってアランフエスが生まれたが、当時に住んでいたのは宮廷関係者だけであった。 1808年、宰相マヌエル・デ・ゴドイの支配に対してが発生した。これによってゴドイが失脚、カルロス4世が退位し、フェルナンド7世が即位するが、ナポレオンの介入によってジョゼフ・ボナパルトがスペイン王となった。 1851年、スペインで2番目となる鉄道(イチゴ列車と呼ばれる)がマドリード=アランフエス間に開通し、マドリードの近郊都市として産業が発展した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アランフエス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aranjuez 」があります。 スポンサード リンク
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