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アリウス派(ありうすは)とは、アレクサンドリアの司祭、アリウス(古典ギリシア語表記でアレイオス〔、…古典ギリシア語再建音からは「アレイオス」、現代ギリシア語からは「アリオス」、ラテン語からは「アリウス」と転写し得る。〕、250年頃 - 336年頃)とその追随者の集団を指す。 集団は「アリウス派」と呼ばれ、その主張内容も「アリウス主義」(、)として知られるが、アリウスがこの種の主張を始めたわけではないとされる〔〕〔CATHOLIC ENCYCLOPEDIA: Arianism 〕。創始者としてはが挙げられ〔、の影響も指摘される〔〔『山川 世界史小辞典』p32, 山川出版社; 改訂新版 (2004/01)、ISBN 9784634621107〕(ただしルキアノスは殉教したことにより列聖され、正教会およびカトリック教会において聖人〔致命者・殉教者〕として崇敬されている〔The Monk Martyr Lucian, Presbyter of Antioch (Commemorated on October 15) (Orthodox Calendar. HOLY TRINITY RUSSIAN ORTHODOX CHURCH, a parish of the Patriarchate of Moscow )〕〔St. Lucian of Antioch - Saints & Angels - Catholic Online 〕)。 == 主張内容 == アリウス派の主張内容については、「イエス・キリストの神性を否定した」とも〔、あるいは「イエス・キリストは神的であるとは言おうとしていたが、その神性は神の養子とされたことによる」とも、「イエス・キリストの人性を主張し、三位一体説を退けた」とも〔言われる。 ただし、「人性の主張」との要約についてはやや正確さを欠くもので、アリウス派と対峙したニカイア派(アタナシオス派)も、イエスの神性と人性の両方を認めている〔ニカイア信条、およびニカイア・コンスタンティノポリス信条(ニケア・コンスタンティノポリ信経)の両方に、「人となり」(人柄という意味では無く「人となって」の意)の文言が入っている。後者の該当箇所は以下の通り。〕。さらに、「神性を否定した」については、先述のように「神的であるとは言おうとしていた」と評される事もあり、議論が分かれる。 なお、アリウス派と対峙した、いわゆる正統派となった派を「アタナシオス派」(もしくはラテン語から転写して「アタナシウス派」)と呼ぶ例が高校世界史で一般的であるが、こちらの派もアタナシオスが創始したわけではない。実際、初期にアリウスと対峙し、アリウスを破門したのはアレクサンドリアの主教アレクサンドロスである。そのため、専門書では、いわゆるアタナシオス派はニカイア信条から名をとって「ニカイア派」などと呼ばれる。 アリウス派の主張内容と、ニカイア派(アタナシオス派)の主張を、以下の表で比較する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アリウス派」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Arianism 」があります。 スポンサード リンク
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