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アリスタイオス : ウィキペディア日本語版
アリスタイオス

アリスタイオス()は、ギリシア神話に登場するアポローンキューレーネーの子。カドモスの娘アウトノエーと結婚し、アクタイオーンとマクリスの二人の子を儲けた。
ミツバチの巣箱を作って養蜂の技術を発明、チーズの製法やオリーブの栽培、圧搾の技術も伝えたとされ、ゼウスやアポローンと並んで、あるいは彼らの称号としてアルカディアケオス島ボイオーティアテッサリアマケドニアサルディニアシチリアなどで広く信仰された。
== 神話 ==

=== 誕生から結婚まで ===
ラピテース族の王ヒュプセウスとクリダノペーの娘キューレーネーは狩りを好み、あるときペーリオン山中でライオンと遭遇し、組み討ちしてこれを殺すほどであった。たまたまこれを見たアポローンは驚いて、ケイローンを呼んで相談した。ケイローンはアポローンの恋心を見抜き、望みどおりキューレーネーを妻とするよう助言した。ケイローンはさらに、キューレーネーは身ごもり、生まれてくる子供はヘルメースが受け取り、ホーライガイアの祝福を受け、ネクタールアムブロシアーを供されて不死の神となるであろうと予言し、そのとおりになった。
アリスタイオスは、銀梅花ニュムペーたちから牛乳を凝固させてチーズを作る方法やミツバチの飼い方、オリーブの育成などを学んだ。さらにアポローンはアリスタイオスをケイローンに預けて養育させ、ムーサイからは医術予言を学んだ。成長すると、テッサリア地方のプティーア羊飼いとなり、ムーサイの仲立ちによって、カドモスとハルモニアーの娘アウトノエーとの結婚式を挙げた。二人の間にアクタイオーンとマクリス(ディオニューソス乳母を務めた)の一男一女が生まれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アリスタイオス」の詳細全文を読む




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