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アリド山 : ウィキペディア日本語版
アリド山[ありどさん]

アリド山(アリドさん、)はエリトリアセメナウィ・ケイバハリ地方ゲレーロ地区に存在する成層火山ブリ半島の付け根に当たるダナキル窪地に位置する。頂上は標高904m(2,966ft)。1928年火口からの噴煙が観測されている。
==地形==
アリド山は東アフリカ・エリトリアの中央部にあたるセメナウィ・ケイバハリ地方のゲレーロ地区に位置する成層火山である。北北西のエチオピアと南南東のダナキルの2つの地塁に挟まれたデンカリア南デンカリア地区中部デンカリア地区の名に含まれる)と呼ばれる大地溝帯の北側にあたる地域に孤立しており、アリド山北方のブリ半島を隔てて北西に紅海がひらける。この紅海はエリトリアの首都アスマラの北方にあたる。
火山は、マグマ地層岩石の中に入り込む貫入によって地表に現れた堆積岩ドーム及び表面を覆い侵食を受けた玄武岩を含む熔岩及び流紋岩で構成されている。山塊は概ね円形をしており、頂上は904メートルに達している。火山頂上のドーム部に幅2キロメートル、長さ3キロメートルの裂溝を有し、他に北稜に1キロメートルの幅、1.5キロメートルの長さと100メートルの深さの、プリニー式噴煙(:en:Plinian eruption)を噴き上げるカルデラを有している。現在の火山活動はこの北稜の噴気孔のみに限られている〔Alid(スミソニアン博物館・世界火山プログラムHP) 、2010年7月2日閲覧。〕。火山観測所は置かれていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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