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[hAF48]
ا (アリフ)は、アラビア文字の第1番目に位置する文字。 == 概要 == ヘブライ文字のアレフ、ギリシア文字のα、およびラテン文字のAと共に、フェニキア文字から受け継がれた文字の一つ。元は「雄牛」の形であった。ギリシャ・ラテン文字などでは母音字になっているが、もともとは声門閉鎖音 を表す文字である。 アラビア文字でも、もともとアリフは声門閉鎖音 を表す文字として使われていたのだが、クルアーンの中ではアリフが存在するにもかかわらず声門閉鎖音が存在しない場合や、逆にアリフが書かれていないにもかかわらず声門閉鎖音が存在する場合が存在した。クルアーン本文は変更するわけにいかなかったので、注釈者は声門閉鎖音を表すための新たな記号ハムザ() を加えた。アリフが声門閉鎖音を表す場合はハムザをアリフの上(続く母音が i の場合は下)にシャクルの形で加える。ハムザの扱いや発音についてはシャクルおよびハムザの項で詳しく解説する。 ハムザがつかない場合、アリフは以下のような音を表す。 * 長母音 を表す。このときはシャクルは何も書かれない。 * 声門閉鎖音とそれに続く長母音 を表す。このときはマッダ(シャクルを参照)を加えて と書かれる。 * タンウィーン(シャクルを参照)を加えた の形で、 を表す。 * 無音。クルアーンなどではワスラ(シャクルを参照)を加えて と書かれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ا」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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