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アリュエット()は、フランス西部で行われている4人用トリックテイキングゲームである。プレイントリックゲームに属するが、印象的なデザインをもった専用のカードを使うところと、スートに意味がなく、独特の特殊カードの体系を持っているところに特徴がある。 ==概要== 「アリュエット」という名前の意味は明らかでない。別名を「牝牛」()というが、こちらはカードの一枚に牝牛の絵が描いてあることによる。 このゲームの歴史もよくわからない。ラブレーの『ガルガンチュワとパンタグリュエル』で、ゲームのリストの中にピケと並んでリュエット()や牝牛()という名前のゲームがでてくるが〔 Chap. xx. (Athena e-texts)〕、これがアリュエットと関係があるか、それとも無関係なゲームなのか、よくわからない。最古のアリュエットのカードは18世紀のものである〔Parlett (1991) p.175〕。 低位の数札が強く、スートが意味を持たないなど、アリュエットとの共通点が見られるゲームにトルーコがある。同じ起源を持つかもしれない。2や3などの数札が強いゲームとしては他にイタリアのトレセッテがある。 アリュエットはゲームとしてそれほど盛んに行われているわけではない。現在アリュエットが競技されている地域は、フランス西部沿岸に近い一部の地域のみである。(pagat.comはヴァンデ県およびブルターニュ半島沿岸部などとするが、Parlett (1991) p.173 によるとロワール川沿いなどもう少し広い地域で行われているようである)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アリュエット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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