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(n) alginic acid =========================== ・ アルギン酸 : [あるぎんさん] (n) alginic acid ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
アルギン酸(アルギンさん)は、褐藻などに含まれる多糖類で、食物繊維の一種である。ほかに、紅藻のサンゴモなどにも含まれる。また、一部の細菌(アゾトバクターなど)が部分的に酢酸エステル化されたアルギン酸を生成するが、これによる工業的生産はまだ成功していない。 純粋のアルギン酸は、白ないし淡黄色で、繊維状、顆粒状または粉末状の形態をとる。水に不溶性であるが、アルギン酸ナトリウムなどの可溶性塩(アルギンと総称される)として抽出され、食品添加物その他の目的で利用される。 == 起源 == 商業的に利用されるアルギン酸類は、全て海藻(褐藻類)からの抽出によって製造されている。褐藻類は世界中で3,000種類以上あると言われ、その中でアルギン酸の原料としてはコンブやオオウキモ(ジャイアントケルプ)のような大型の種類が利用される。アルギン酸工業では主に天然の海藻を収穫して利用するが、中国では養殖したコンブを原料にアルギン酸を製造している。 世界のアルギン酸工業で利用される、主な原料海藻には次のようなものがある。 * - 主に南米に産する大型海藻。 * - 和名オオウキモ、通称ジャイアントケルプ。北東太平洋および南太平洋などに広く分布する。全長数十mに達する極めて大型の海藻。 * - 日本の食卓でおなじみのコンブ。中国山東省沿岸で大規模に養殖されており、年間の水揚げ量は数十万トンに及ぶ。そのおよそ半分がアルギン酸の原料に消費されるという。日本産のコンブは高価なため、アルギン酸工業の原料には利用されない。北欧沿岸にも数種の があり、欧州のアルギン酸メーカーが原料に利用している。 * - 北欧沿岸に広く分布する。アルギン酸原料の他、肥料などにも利用されている。 * - オーストラリア南岸や南米沿岸に産する。 * - 南アフリカ南岸に産する大型海藻。 とも呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルギン酸」の詳細全文を読む
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