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アルテミア (''Artemia'') は、節足動物 甲殻亜門 鰓脚綱 サルソストラカ亜綱 無甲目 ホウネンエビモドキ科 の属名。1科1属であり、所属する9種の総称ともなっている。 小型の甲殻類で世界各地の塩水湖に生息し、代表種は ''Artemia salina'' 〔C. Drewes, ''Artemia franciscana ,'' 2002.〕である。1億年前から変化していない生きた化石とされる。 種によってはブラインシュリンプ (brine shrimp) とも呼ばれ、長期間乾燥に耐える休眠卵の採取を目的に採取・養殖され、市販されている。 == 特徴 == 日本の水田に生息するホウネンエビによく似た姿をしている。ヨーロッパ、北アメリカなどの内陸塩水湖に多く生息する。日本でも塩田に発生した例があるが、持ち込まれたものと思われる。 体は細長く、弱々しい。全体に白っぽく透明感がある。頭部からは、左右に一対の複眼が突き出している。第一触角は糸状に突き出す。第二触角はメスでは小さく、オスではメスを把握するために発達する。その形はクワガタムシの大顎を胸の上に折り畳んだようなものである。頭の幅より広く左右後方に突き出し、それから胸の方に曲がっている。 頭に続く体は、細長く、多数の鰓脚がつく胸部と、鰓脚のない腹部に分かれる。胸部は十以上の体節からなり、各節に一対の鰓脚があるが、前のものが一番長く、後方ほど短くなる。メスは鰓脚の最後の部分に卵の入る保育嚢(ほいくのう)を持つ。腹部は細長く、最後に一対の尾叉がある。 常に鰓脚を動かし、水中を泳いで生活している。基本的な姿勢は腹面を上に向けたものであるが、ホウネンエビのように常にその姿勢を保つのではなく、比較的自由に水中を縦横に移動し、姿勢も縦横にゆっくりと変える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルテミア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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