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アルバトロスDV : ミニ英和和英辞書
アルバトロスDV
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


アルバトロスDV ( リダイレクト:アルバトロス D.V ) : ウィキペディア日本語版
アルバトロス D.V[あるばとろすでぃーぶい]

アルバトロス D.V(Albatros D.V)は第一次世界大戦中にドイツ帝国軍航空隊によって使用された戦闘機である。D.Vはアルバトロス D.Iに始まる一連の戦闘機の最後のものであるとともに、最後に実戦に参加したアルバトロス戦闘機である。よく知られた弱点と全体的な旧式化にもかかわらず、1918年前半に生産が停止されるまで、およそ900機のD.Vと1,612機のD.Vaが製作された。D.Vaは大戦の終わりまで任務についていた。
== 開発と生産 ==

1917年4月、アルバトロス社はIdflieg(Inspektion der Fliegertruppen、航空部隊監察局)からD.IIIの改良型の製作を命じられた。試作機はその月の下旬に初飛行した。
新型機D.Vは、D.IIIによく似ており、同じ170馬力のメルツェデスD.IIIaエンジンを使用していた。最も顕著な違いはD.IIIよりも32 kgも軽くなった楕円形断面の新しい胴体であり〔 Mikesh 1980, p. 15.〕、その両側には縦通材が増設されていた。試作型のD.Vはヨハニシュタール工場製のD.IIIと同じ標準的な方向舵を持っていたが、生産型は東ドイツアルバトロス(Ostdeutsche Albatros Werke(OAW))製のD.IIIに装備された大型の方向舵を使用した〔Grosz 2003, pp. 21-22.〕。D.Vもまた、大きなスピナーと腹鰭が外観上の特徴であった。
D.Vの上翼は胴体に12 cm近づけられ、また下翼はフェアリングなしで胴体取り付けられていた。翼自体は、補助翼操作用のケーブルの取付が修正されたほかは標準的なD.IIIとほとんど同一であった〔 Connors 1981, p. 22.〕。この理由から、Idfliegは胴体の構造試験は行ったが翼には行わなかった〔 Van Wyngarden 2007, p. 40.〕。
D.Vの初期型は大きなヘッドレストを特徴としていたが、これはパイロットの視界を妨げるという理由から実戦部隊では外されることが多かった〔 Connors 1981, p. 22.〕ため、結局生産型からも除かれることになった。パレスチナ方面に配備される機体には、高温環境に対応するため、翼面ラジエターが2基装備された。
Idfliegは1917年4月に200機のD.Vの生産契約を締結したが、さらに5月に400機、7月に300機の追加発注を行った〔。初期のD.Vは、シュナイデミュール工場が1917年の最後までD.IIIの生産を続けたため、ヨハニシュタール工場のみで生産された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルバトロス D.V」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Albatros D.V 」があります。




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