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アルバトロス級ミサイル艇(アルバトロスきゅうミサイルてい , )または143型高速艇()は、西ドイツ海軍ならびに統一ドイツ海軍(以下ドイツ海軍)のミサイル艇。公称は高速艇(Sボート)である。10隻が建造され、退役後に6隻がチュニジア海軍へ売却された。 == 概要 == 本級は、北海およびバルト海において洋上哨戒任務を担い、敵洋上兵力を駆逐することを任務として想定している。このコンセプトは、1966年10月25日に提示された軍事要求事項に基づいている。1969年6月、このコンセプトはドイツ連邦議会国防小委員会および財務小委員会において認可され、1972年7月には国防技術資材調達部(BWB)とテレフンケン社のあいだで契約が締結された。 本級の設計はリュールセンによって行なわれ、主船体は複合木材、甲板は軽合金によって造られた。また被覆材として石綿も使われていたが、これは1990年代に撤去された。主機としては、MTUフリードリヒスハーフェン社のMTU-16V-956-TB91型ディーゼルエンジンを4基搭載している。このエンジンは、1,515rpmにおいて4,000馬力、1,575rpmにおいて4,500馬力を発揮できた。4軸推進方式で、スクリュー・プロペラは3翼、直径は1.30メートルであった。また、177馬力/135kVAのディーゼルエンジンを4基、発電機として搭載する。 本級は、AGIS(Automatisches Gefechts und Informationssystem)戦術情報処理装置およびリンク 11による海軍戦術情報システムを備えている。レーダー装備は比較的簡素で、低空警戒を兼用するWM-27/52 DU射撃指揮レーダーとRM-20航海レーダーを搭載するのみである。主兵装としては、1968年に完成したばかりの最新兵器であるエグゾセMM38 艦対艦ミサイルを艇の中央部に4基搭載し、また対空・対水上の両用砲としてオート・メラーラ 76mmコンパクト砲を艇の前後に2基搭載する。エグゾセの有効性が未知数であったこともあって、副次的な対水上攻撃手段として533mm魚雷発射管を搭載していたが、これはのちに撤去された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルバトロス級ミサイル艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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