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アルバニア社会主義人民共和国(アルバニアしゃかいしゅぎじんみんきょうわこく、)は、1946年、アルバニア王国の国王であるゾグー1世が退位し、アルバニア共産党が政権を握って誕生したバルカン半島の国家。1976年までの国号はアルバニア人民共和国(アルバニアじんみんきょうわこく、)であった。 ==歴史== 第二次世界大戦末期の1944年11月29日、アルバニアはパルチザンとソ連軍による全土解放が行われ、アルバニア共産党を中心とした臨時政府(アルバニア民主政府)による統治が開始された。1946年には王政が廃止され、共産主義国家アルバニア人民共和国が成立。エンヴェル・ホッジャを最高指導者とする政権が誕生した。 しばらくはソビエト連邦の強い影響下で国家運営が成されたが、1961年の中ソ対立を契機に対ソ連批判を展開。ソ連と袂を分かつ一方で中華人民共和国に接近し、経済援助を受けた。また1967年には、中国の文化大革命に影響されて「無神国家」を宣言し、一切の宗教活動を禁止するなど、政治は混迷を極めた。1968年にはワルシャワ条約機構を脱退し、実質的な鎖国政策を実行する。隣国ユーゴスラビアとの対立も続き、国内は混乱状態に陥った。1976年、中国で文化大革命が収束し、改革開放路線に転換すると、一転して中国批判を開始し、世界的孤立は一層進んだ。同年、国号をアルバニア社会主義人民共和国へ改称。 最後の頼みの綱であった中国からの援助も失い、1980年代には「欧州一の最貧国」とまで揶揄されるほど経済は停滞。そのような中1985年に指導者であるホッジャが死去。全国規模の反政府デモが頻発し、時の権力者ラミズ・アリアにより1990年から徐々に開放路線に政策を転換し始めた。1992年の総選挙では、戦後初の非共産主義政権が誕生し、共産国家アルバニアは崩壊した。鎖国政策を転換して国際社会への復帰を急ぎ、経済復興を進めたが、1990年代に流行したネズミ講の破綻を契機とする暴動が発生するなど、近年も国情は安定していない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルバニア社会主義人民共和国」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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