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アルフ号 ( リダイレクト:アルフ・フォン・ムト・ハイム ) : ウィキペディア日本語版 | アルフ・フォン・ムト・ハイム[ごう]
アルフ・フォン・ムト・ハイムまたはアルフ・フォン・ムトーハイム〔広瀬 1977 pp.66・68、広瀬 1984 pp.150・151、三田村 1991 p.8など。〕(1966年2月27日‐1976年9月18日)は、日本の警視庁刑事部鑑識課に所属した警察犬(直轄犬〔「ちょっかつけん」。民間で飼育・訓練され試験を経て登録された犬を必要に応じて招集する「嘱託犬(しょくたくけん)」に対し、警察の購入した犬を警察官が飼育・訓練して活用する制度、並びにその犬。嘱託犬制度は1952年、直轄犬制度は1956年に開始された。(広瀬 1977 p.16及び§3(pp.45-63)、広瀬 1984 p.126及び§3(pp.139-149))〕)。オスのジャーマン・シェパード・ドッグ〔アルフ号在籍当時、警視庁の直轄犬はジャーマン・シェパード・ドッグのみであった(広瀬 1977 p.49、広瀬 1984 p.141、鈴木 1991 p.14)。従って、本項に記載する他の警察犬も全てこの犬種である。〕で、書籍など一般には「警察犬アルフ」とか「アルフ号」と称される。 連合赤軍関連事件などで活躍し、生涯に警視総監賞2回、警察庁刑事局長賞2回、警視庁刑事部長賞9回など計109回の表彰を受け〔、名警察犬として名を残した。警視庁ホームページ内に業績を記したページ〔がある他、兵庫県尼崎市の尼崎市動物愛護センターには、忠犬ハチ公などと共に名犬の1頭としてブロンズ像が飾られている。 == 生涯 ==
=== 出生から幼少期 === 東京都練馬区土支田町(当時)にあった民間警察犬訓練所にて、父・マックス号、母・アデラ号の子として産まれた9頭のうちの1頭で、両親とも代々競技会などで優れた成績を残した血統であった。アルフ号は、体格は他よりもやや小柄ながら尻尾の振りがよく、訓練士に甘える際に他が身体の正面からじゃれつくのに対して、背中をよじ登ろうとする変わった仔犬だったという。生後2ヵ月半頃に、一旦は他の8頭と同様に民間に譲られたが、気性が荒く人を噛むとして数ヶ月で返され、素質を見た訓練士の判断で警察犬としての訓練を受けることとなった〔広瀬 1977 §4(pp.63-75)、広瀬 1984 §4(pp.149-155)、三田村 1991 §1(6-18)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルフ・フォン・ムト・ハイム」の詳細全文を読む
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