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アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群(アルプスさんみゃくしゅうへんのせんしじだいのこうじょうじゅうきょぐん)は、紀元前5000年頃から前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居 (:ja:掘立柱建物 とリンク -->" TITLE="pile dwelling / stilt house">pile dwelling / stilt house) の遺跡群を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件で、スイス(56件)、イタリア(19件)、ドイツ(18件)、フランス(11件)、オーストリア(5件)、スロベニア(2件)の6か国111件の資産によって構成されている〔UNESCO World Heritage Site - Prehistoric Pile dwellings around the Alps 〕。2012年の第36回世界遺産委員会終了時点では、シュトルーヴェの測地弧(10か国)に次いで多くの国にまたがる世界遺産である。また、2011年に登録されたこの世界遺産は、スロベニアの世界遺産としては初の文化遺産登録となった。 == 概要 == 杭上住居は高床式の住居の一種で、アルプス山脈周辺ではボーデン湖、ツーク湖、ガルダ湖などの湖やリュブリャナ湿原などの湿地に杭を立て、その上に住居が築かれた(杭上住居のうち、湖に建てられたものは「湖上住居」ともいう)。それらは氾濫などを避ける工夫ではあったのだが、長い間水没したまま忘れ去られていた。その存在が再び知られるようになったのは1853年から1854年にかけての冬季大旱魃がきっかけで〔樋口 (1956) p.273〕、長い間水没していたことが、さまざまな遺構や遺物を良好な状況で保存しておくことにつながった〔ICOMOS (2011) p.293〕〔。以下に見る構成資産のうち37%はいまなお完全に水没しており、30%は部分的に水没している〔。 後期には漁撈も行なったが、むしろ湖上に立てた当初の理由は、外敵に対する警戒や、農業に適した土地を住宅地に割かなくてすむようにするなどの理由であったと考えられている〔樋口 (1956) pp.274-275〕。杭上住居は湖などに立てた何本もの丸太の上に横木を渡し、その上に板などを敷き、さらにその上を土などで固めた上で住居を建てた〔。屋内は寝室と居間を兼ねた部屋と台所に分かれ、それぞれ炉や暖炉を備えていた〔。 出土した有機物から、彼らが小麦や大麦の栽培や、牛や豚の牧畜を行なっていたこともわかっているが、それらの技術や土器の特色は、ドナウ文化との類似性が指摘されており、頭蓋に穿孔して護符とするような一部の文化には南フランスの先史時代の文化の影響があるという〔樋口 (1956) pp.275-276〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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