翻訳と辞書
Words near each other
・ アルメニアン・ラプソディ
・ アルメニアン・ラプソディー
・ アルメニア・インデペンデンスカップ
・ アルメニア・カップ
・ アルメニア・スーパーカップ
・ アルメニア・ソビエト社会主義共和国
・ アルメニア・ソビエト社会主義共和国の国旗
・ アルメニア・ソビエト社会主義共和国の旗
・ アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
・ アルメニア・プレミアリーグ
アルメニア人
・ アルメニア人のディアスポラ
・ アルメニア人の一覧
・ アルメニア人ジェノサイド
・ アルメニア人ディアスポラ
・ アルメニア人大虐殺
・ アルメニア人大量殺戮報復部隊
・ アルメニア人虐殺
・ アルメニア人虐殺問題
・ アルメニア使徒教会


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アルメニア人 : ミニ英和和英辞書
アルメニア人[あるめにあじん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

アルメニア人 : ウィキペディア日本語版
アルメニア人[あるめにあじん]

アルメニア人(アルメニアじん)は、アルメニアの主要民族インドヨーロッパ語族に属するアルメニア語を使用している。アルメニア人の6割はアルメニア共和国の外に暮らすディアスポラである。自称は「ハイ」()。
== 歴史 ==
古代から国家を建設し、世界で初めてキリスト教を国家宗教とした。なお、アルメニア人は非カルケドン派であるアルメニア使徒教会の信者がほとんどである。
12世紀に東ローマ帝国によってアルメニア王国が滅ぼされると、世界中に拡散し〔一部は11世紀にトルコ南東部のキリキアに移住しキリキア・アルメニア王国を建国、14世紀末まで独立を保った。〕、商工業の担い手として各地にネットワークを広げて活躍した。この点はよくユダヤ人〔「ユダヤ人が三人いても、一人のアルメニア人に敵わない」という諺も存在するというが詳細は不明(藤田田『ユダヤの商法』)。〕と比較されることも多い。移住先に於いても独自のネットワークを築き、宗教をアイデンティティとすることなど、両者には共通している側面もある〔但し、アルメニアという大規模な集住地域(土地)や言語を失ってはいない。〕。また、ユダヤ人ほど著名な人物や商社を生み出すことはなかった。オスマン帝国サファヴィー朝ムガル帝国の領内で独自のコミュニティを形成し、これらを結ぶ形でアルメニア商人の商業網が構築された。例えば、イラン17世紀にはアレッポ18世紀にはイズミル経由でヨーロッパ市場に供給した。
日本ではアルメニア人は商才がある民族として有名であるが、それは藤田田の著書の影響でもある。
また古代から兵士としての能力があり、プルターク東ローマ帝国皇帝ニケフォロス2世はアルメニア兵の能力を自らの著書で賞賛している。また、トゥールーン朝ファーティマ朝といったエジプトの王朝には亡命アルメニア人によって編成された部隊が存在していた。
東北大学大学院国際文化研究科の北川誠一教授は古代のアルメニア人の最初の職業は軍人であり、それがキャラバンと結びついた。古代のキャラバンは商人と武力は密接な関係があると指摘し、それがアルメニア人が兵士として名をはせた要因になったという説を提唱している。アルメニア人が多いフランスではアルメニア人といえば商人よりも兵士、傭兵の民というイメージが強い。
そういった気質を反映してか、ビック・ダルチニアンジョルジオ・ペトロシアンなど格闘技の世界で活躍するアルメニア人も多い。
現在、シリアイスラエルエルサレムにはキリスト教徒アラブ人とは別にアルメニア人地域が存在する。〕及びイラン〔イランのエスファハーンにあるジョルファ地区には、16世紀エスファハーン造営に従事したアルメニア人を起源とする大規模コミュニティーが存在する。〕には、比較的大規模なアルメニア人社会が存在する。ヨーロッパではフランスに40万から50万人といわれるアルメニア人が住み、政界・銀行・芸能など多方面に進出して、フランス社会に大きな影響力を持っている。アメリカにも80万人近いアルメニア系の住民がいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルメニア人」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.