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アルヴァロ・シザ・ヴィエイラ（Álvaro Joaquim de Melo Siza Vieira、1933年6月25日 - ）はポルトガルの建築家。ポルトガル随一の国際的建築家で、ポルトガル建築界を代表する存在である。ポルトガル北部、マトジーニョス（w:Matosinhos）生まれ。北部の大都市、ポルトを拠点としている。 1955年にポルト大学建築学部を卒業。フェルナンド・ターヴォラ（Fernando Távora）の事務所で働いた後、1958年に自分の事務所を設立。ハーバード大学、ペンシルベニア大学、ローザンヌ大学（スイス）など各地の大学で教鞭をとり、現在はポルト大学建築学部教授。1992年にはプリツカー賞を受賞、2001年にはウルフ賞芸術部門を受賞している。 彼の建築はミース・ファン・デル・ローエやル・コルビュジエに影響を受けたモダニズム建築の継承者であり、直方体や有機的な曲面、彫りの深い小さな連続窓などの幾何学的な形態と、できるだけ少ない種類の材料を使ったきわめて簡潔なスタイルを有している。代表作であるポルト大学建築学部など、特にポルトガル国内の作品は白一色の建物が多く、緑の丘や荒涼とした荒野に窓の少ないシンプルで寡黙な白亜の塊が並ぶ作品はしばしば詩的と評される。 ポルト大学建築学部の同僚のフェルナンド・ターヴォラやエドゥアルド・ソウト・デ・モウラらとともに一派をなしている。彼らの作品は建設される場所の特性にインスパイアされており、その地に欠けているものを埋める建物を作ろうとしている。また建物とそこにある自然、新しいものと古くからあるもの、感覚的なものと合理的なものの間に極めて厳密な関係をもたせようとしている。 彼の作品はポルトガルを中心にスペイン、イタリア、ドイツなど各地に建てられており、それぞれの風土にあわせた表情や色彩を見せている。 == 作品 == * 1958年-1963年：ボア・ノヴァ・レストラン（Casa de Chá da Boa Nova）、 ポルトガル、マトジーニョス写真 * 1958年-1965年： Quinta da Conceição の水泳プール 写真 * 1966年： レサのスイミングプール（Piscina de Marés de Leça da Palmeira）、ポルトガル、レサ・ダ・パルメイラ写真 * 1974年： ピント＆ソット・マヨール銀行、ポルトガル、オリヴェイラ・デ・アゼメイス * 1976年： ベイレス邸、ポルトガル、ボヴォア・デ・ヴァルジム * 1977年： ボウサの集合住宅、ポルトガル、ボルト * 1977年： キンタ・ダ・マラゲイラの集合住宅、ポルトガル、エヴォラ * 1983年： シュレジッシェス通りの集合住宅、ベルリン * 1981年-1985年：アヴェリーノ・ドゥアルテ邸（Casa Avelino Duarte, Ovar）、ポルトガル、オヴァール * 1985年： カルロス・ラモス・パヴィリオン、ポルトガル、ボルト * 1986年： ボルジェス・イルマン銀行、 ポルトガル、ヴィラ・ド・コンデ * 1987年-1993年：ポルト大学建築学部棟 写真 ; 写真2 * 1988年-： リスボンのシアード地区（大火で焼失）の復元計画 * 1989年： アヴェイロ大学給水塔、 ポルトガル、アヴェイロ * 1989年： マルコ・デ・カナヴェーゼスの教会と教区センター、ポルトガル、マルコ・デ・カナヴェーゼス * 1991年： ジョアン・デ・デウス幼稚園、ポルトガル、ペナフィエル * 1993年： オリンピック・ビレッジの気象センター、スペイン、バルセロナ * 1993年： ガリシア現代美術センター、スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステーラ * 1993年： セトゥーバル教育大学 * 1993年： ドイツ、ヴィトラ社ホール * 1995年： アヴェイロ大学図書館、 ポルトガル、アヴェイロ * 1997年： セラルヴェス現代美術館、ポルトガル、ポルト 写真 * 1998年： アルヴァロ・シザ事務所（Architectural Practise, Porto）、ポルトガル、ポルト写真 * 1998年： リスボン万博1998・ポルトガル館（ソウト・デ・モウラと共同作業） * 1999年： ポルト現代美術館、ポルトガル、ボルト * 2000年： サンディエゴ大学情報科学学部棟 * 2005年： サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン・2005年版（ソウト・デ・モウラと共同作業） 、イギリス、ロンドン写真 * 2006年： コルネラ・デ・ロブレガットのスポーツ・コンプレックス * 2007年： イベレ・カマルゴ美術館、ブラジル 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「アルヴァロ・シザ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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