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アル=カーシー(ジャムシード・ギヤースッディーン・アル・カーシー Ghiyāth al-Dīn Jamshīd Masʿūd al-Kāshī (or al-Kāshānī) )は、ペルシアの天文学者、数学者(1380年 – 1429年)。サマルカンドを中心に活動した。 == 人物 == ペルシアのカシュアンに生まれる。1406年には天体観測をおこない、月食を観測した。ティムール朝のウルグ・ベクに招かれてサマルカンドへ移り住んでからは、マドラサや天文台で働いた。驚異的な計算力で知られ、1424年の著作『円周論』では、小数点第16位まで円周率の近似値を求めている。 1427年には『計算法の鍵』という著作をあらわし、アラビア数学の代数学と算術についてまとめた。この本には、10進小数についての解説や、n乗根を求める方法、1次の正弦の値を求めるための3次方程式の解などが書かれている。これにより、掛け算などの過程は、現在とほぼ同じものとなった。また、精密な三角関数表を作成し、余弦定理を三角測量に使いやすくした。このためフランスでは、余弦定理を「アル・カーシーの定理」(''Théorème d'Al-Kashi'') と呼ぶ。天文表(Zij)を作り、アル=カーシーの方法にならった正弦表は、ウルグ・ベクやサマルカンドの天文学者たちに利用された。合を計算するためのアナログコンピュータも作ったとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アル=カーシー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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