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アレオパゴスのディオニシオ(、)は、『使徒行伝』(17:34)において一度だけ登場する、アテナイのアレオパゴス評議所における裁判人だったアテナイ人、ディオニシオ(ディオニュシオス)のこと。 このアレオパゴスのディオニシオ(アレオパゴスの議員ディオニシオ)という表現は、新共同訳聖書で用いられる表現で、その他の聖書における表現としては *アレオパゴスの裁判人デオヌシオ(文語訳聖書・口語訳聖書) *ディオニシイ「アレヲパギト」(日本正教会訳聖書) などがある。 また、聖書外の学術分野では、 *ラテン語表現の直訳であるディオニュシウス・アレオパギタ() *古代ギリシア語表現の直訳であるディオニュシオス・ホ・アレオパギテース() *アレオパゴスのディオニュシオス といった表現が専ら用いられる〔ディオニュシウス・アレオパギタとは - 世界大百科事典/コトバンク〕〔プロクロス『悪の存立論』とそのキリスト教思想圏への浸透 - 西村洋平/中世哲学会〕。 == 『使徒行伝』 における記述== 『使徒行伝』の記述によると、『使徒行伝』の主人公であるパウロが、第二回伝道旅行の過程でアテナイに立ち寄り、現地のアテナイ人達と執拗に議論を交わした結果、パウロの話に興味を持った人々によって、彼はアレオパゴス評議所へと連れて行かれることになった。 パウロはそこで聴衆に向かってキリスト教の内容を説いたが、「死人の蘇り」を含むその常識的には荒唐無稽な内容に対して、聴衆はあざ笑ったり、軽くあしらうそぶりを見せた。パウロは仕方なく退散することにしたが、聴衆の中にはパウロが説く内容を信じる者もいくらかいた。 その中の一人として、ダマリスという女と共に、名前を挙げられているのが、アレオパゴス評議所の裁判人だったとされるディオニシオ(ディオニュシオス)である。〔『使徒行伝』17:15-34〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アレオパゴスのディオニシオ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dionysius the Areopagite 」があります。 スポンサード リンク
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