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アレクセイ・ウフトムスキー : ウィキペディア日本語版
アレクセイ・ウフトムスキー[ちょうおん]

アレクセイ・アレクセーエヴィチ・ウフトムスキー(、1875年 6月25日(ユリウス暦6月13日)- 1942年 8月31日 )は、ソビエト連邦生理学者ルイビンスク出身。ロシア生理学創成期の功労者。神経系における興奮と制止の諸過程を研究し、ヴヴェデンスキーとパブロフの学理を発展させてドミナントの原理を提起した。ドミナントとは、「ある時点において経過する中枢反応の性格を著しい程度予め定める支配的興奮巣」すなわち一定時間内の身体行動を規定するところの確かな興奮の動因のことである〔ソビエト教育科学アカデミヤ版『ソビエト教育科学辞典』明治図書出版、1963年〕〔ペトロフスキー「ソビエト心理学の発展」(ヤロシェフスキー編『心理学史』明治図書出版、1973年所収)〕。ドミナントは他の興奮より優位でそれと共存する他の興奮層を制止するだけでなく、外部からの刺激により生じる興奮の作用でドミナント自体の興奮を一層強くする機能を持つ。通常の反射を制止し、外部刺激によりさらに興奮を強化するドミナントの機能を、ウフトムスキーは「注意を想起させる過程」であると評価した〔ルリヤ著『ルリヤ現代の心理学』文一総合出版、1980年〕。また、リズム同化の説を提起した。これは、ヴヴェデンスキーの生理学的可変性に関する学説の展開で、個々の器官と同様に身体全体もまた、外部から作用する刺激のリズムに応じて自己の興奮のリズムを変調させ得るものであることを示す説である。また、ドミナントの原理とリズム同化の説は疲労の性質の解明の転機をもたらした〔ソビエト教育科学アカデミヤ版『ソビエト教育科学辞典』明治図書出版、1963年〕。刺激と反応という心理学草創期の基底の発展限界を見極めた業績であった。
==論文==

* 「神経中枢の活動原理としてのドミナント」(1923年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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