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アレクセイ・ベストゥージェフ=リューミン : ミニ英和和英辞書
アレクセイ・ベストゥージェフ=リューミン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

アレクセイ・ベストゥージェフ=リューミン : ウィキペディア日本語版
アレクセイ・ベストゥージェフ=リューミン[ちょうおん]

アレクセイ・ペトローヴィチ・ベストゥージェフ=リューミン伯爵(、Aleksei Petrovich Bestuzhev-Ryumin、ユリウス暦1693年5月22日グレゴリオ暦6月1日) - ユリウス暦1768年4月10日(グレゴリオ暦4月21日))は、帝政ロシア政治家外交官貴族ロシア女帝エリザヴェータの下で大宰相(帝国宰相)を務め、エリザヴェータ女帝在世中の外交政策を担った。18世紀のヨーロッパの外交官中、最も有能かつ成功した外交家と評されるひとり。
== 生い立ちと初期の経歴 ==
モスクワに生まれる。生家はロシアの古い貴族の家柄で、その起源はリューリクノヴゴロド征服まで遡ることができる。父ピョートル・ベストゥージェフ=リューミン伯爵は、外交官で後にクールラント公使を務めた。兄のミハイルとともにコペンハーゲンベルリンに遊学し、言語と応用科学の分野で才能を現した。
1712年ピョートル大帝の命によりボリス・クラーキン公爵の随員としてユトレヒト会議に参加する。この会議に参加し外交術を実地に学んだベストゥージェフは、同様の理由で1713年ハノーファー選帝侯ゲオルク・ルートヴィヒ(後のイギリス国王ジョージ1世)に仕える。1714年、ジョージ1世がイギリス国王に即位したのに従い、ロンドンに移る。ペテルブルクの宮廷ではベストゥージェフに対して正式にロシア公使としての全権委任状を付与した。ベストゥージェフはイギリスに4年滞在したが、この期間に後の卓越した外交家の基礎を築き上げた。
一方でこの時期、ベストゥージェフは自らの将来を崩壊せしめかねない危険な一件に関与している。ピョートル大帝とその長男アレクセイ大公の確執である。ベストゥージェフはウィーンに逃亡中のアレクセイ皇太子に対して書簡を送った。その中で「未来の支配者」たるアレクセイに対して忠誠を誓うとともに、イギリスへの渡航と隠遁を勧めた。このことは、あまりにも無分別な行動であったが、肝心の手紙はアレクセイによって破棄された。但し、この書簡はオーストリア公使によって写しが取られ、ウィーンの公文書館に保管された。
ロシアに帰国後、ベストゥージェフは、クールラント公妃アンナの宮廷に2年仕えたが、その無償の奉仕ぶりから最高の貴紳と賞賛された。1721年ヴァシーリー・ドルゴルーコフ公爵の後任として駐デンマーク公使に任命される。コペンハーゲンでは、大北方戦争の講和として締結されたニスタット条約に向けてイギリスとの間に外交戦を展開した。
1725年のピョートル大帝の突然の崩御は、ベストゥージェフを大いに当惑させた。結局、彼はコペンハーゲンに10年以上の長きにわたって滞在した。1730年アンナが帝位に就くと、女帝に仕えて枢密顧問官となり、寵臣ビロンや重臣アルテミー・ヴォルィンスキーの信任を得た。1741年アンナが崩御し、後を継いだイヴァン6世が幼少であったため、ビロンが摂政となった。ベストゥージェフは引き続きビロンを補佐するが、ビロンは失脚し、イヴァン6世の母、アンナ・レオポルドヴナが摂政となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アレクセイ・ベストゥージェフ=リューミン」の詳細全文を読む




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