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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ロボコップは、映画『ロボコップ』シリーズに登場するサイボーグの名前。一般に「ロボコップ」といった場合、映画の登場人物であるアレックス・マーフィー巡査の遺体から作られたサイボーグのことを指すが、作中では固有名詞というよりも、「商品名」のような扱いである。 俳優はピーター・ウェラー(映画『ロボコップ』『ロボコップ2』)、ロバート・ジョン・バーク(映画『ロボコップ3』)、ジョエル・キナマン(2014年版リメイクかつリブート映画『ロボコップ』)、(1994年版テレビシリーズ『ロボコップ・ニューバトル』『ロボコップ ザ・シリーズ』)、(2001年版テレビシリーズ『ロボコップ プライム・ディレクティヴ』)。日本語吹き替えの声優やテレビアニメ版『ロボコップ THE ANIMATION』の声優については、各作品項目を参照。 本項では上記の映画をはじめとする各種の作品群に登場するロボコップのほか、同機の後継機として開発されたロボコップ2号や2014年版映画『ロボコップ』に登場するロボコップについても記述する。''(1994年版テレビシリーズ『ロボコップ・ニューバトル』『ロボコップ ザ・シリーズ』)、(2001年版テレビシリーズ『ロボコップ プライム・ディレクティヴ』)。日本語吹き替えの声優やテレビアニメ版『ロボコップ THE ANIMATION』の声優については、各作品項目を参照。 本項では上記の映画をはじめとする各種の作品群に登場するロボコップのほか、同機の後継機として開発されたロボコップ2号や2014年版映画『ロボコップ』に登場するロボコップについても記述する。''(2001年版テレビシリーズ『ロボコップ プライム・ディレクティヴ』)。日本語吹き替えの声優やテレビアニメ版『ロボコップ THE ANIMATION』の声優については、各作品項目を参照。 本項では上記の映画をはじめとする各種の作品群に登場するロボコップのほか、同機の後継機として開発されたロボコップ2号や2014年版映画『ロボコップ』に登場するロボコップについても記述する。 == 概要 == ロボコップは全身が機械部品のみで構成されているわけではなく、一度死亡した人間の遺体からまだ細胞が死を迎えていない臓器を生体部品として再利用したサイボーグである。必ずしも人間としては認められていないことから人権も保有しておらず、表向きはロボコップを製作したコングロマリット企業「オムニ社」の開発したロボットの新製品として扱われている。また、「一度死亡した人間の脳や皮膚を利用する」というコンセプトなどから、同型のロボコップは量産されていない特注品〔あくまでも生体部分での話である。なお、脚を損傷した際には日本から予備の脚を取り寄せていた。〕である。基本的には、都市の治安維持と警察企業(作中では警察も営利経営である)の機能強化や、同警察企業の親会社であるオムニ社のイメージアップを狙った宣伝用機材であった。 法的にも、一度死亡した人間の臓器だけが部分的に機械装置の補助で生きている状態に過ぎないことが作中の描写から散見される。相当な範囲の箇所が機械装置によって代替されてはいるものの、思考の基本部分はアイルランド系の血を引くアレックス・マーフィー巡査のそれであり、これに機械的な補助が加えられ、射撃や怪力などの面では超人的な能力を発揮する。 ロボコップが見たり聞いたりしたことは即座に電子情報(メモリー)として機械的に保存され、何時でも再生が可能となっている。そのため、ロボコップの証言は裁判では証拠として扱われる。内蔵された声紋分析ソフトなどを通じて証言の真偽をパーセントで判断ができるために、基本的にはロボコップに嘘は通用しない。また、腕部のニードル型の端子を用いて外部データバンクにアクセスし、情報を参照することも可能となっている。ただし、電子情報ゆえに高圧電流の負荷に弱い面も持っている。 肉体(生体部分)としては顔面の表皮や顔の骨格の一部が流用されているほか、脳が金属製の容器に入れて頭部に収められている。消化器官の一部にもアレックス・マーフィー自身のそれが流用されているが、そのほとんどは省略化されており、脳や顔面など僅かな生体部分に栄養供給を行う程度でしかなく、ベビーフードのような非常に消化の良い食品しか口にしかできない。なお、ロボコップ専用のフードディスペンサーもデトロイト市警察に配備されたことが作中で描かれているが、一般の瓶入りのベビーフードでも特に問題は発生しないようである。 一度は記憶を消されてロボコップとして蘇生したアレックス・マーフィーの意識は、物語の途中で復活する。それ以降は人間的な反応も見せるようになったが、直接のマーフィーの死因となった脳の損傷部分がコンピュータによって代行されてもいるため、度々この部分のプログラムが書き換えられて人間性を喪失している。このコンピュータはコマンドラインインタプリタで動作しており、自然言語で作成された優先コマンドをコード入力することによってロボコップの行動を制限させることが可能で、法の遵守から「犯罪者の逮捕」や「弱者の保護」といったおよそ警官らしいものから、製作元であるオムニ社幹部の命令を優先させたりといった「オムニ社にとっては都合の良い」指令も組み込まれている。通常ロボコップはインプットされた指令にのみ忠実に対応するが、マーフィーが自らの正義感と照合してそれを拒否した場合は、強靭な意志によって書き換えてしまうことがある(前述の電子情報が高圧電力に弱いことを逆手に取り、それを利用することもある)。 特殊なチタン製の合金と防弾ゴムによって強固な防弾機能を備えた身体は、拳銃の弾丸程度ではほとんどダメージを受けない。そのために犯罪捜査や逮捕では、わざと犯罪者から見える位置に移動して撃たれることで犯罪者の位置をレーダーやセンサーで確認し、殆ど目視せずに射撃することが可能である。射撃の正確さも相当なもので、狙撃銃で狙われた際にはスコープを撃ち抜き、狙撃者の目に弾丸を命中させるという離れ業を実行したことがある〔1作目の『ロボコップ』では強力な攻撃を受けた場合に照準がズレることがあったが、その後にベビーフードの瓶を銃撃することで照準補正を行っている。〕。その反面、身軽ではないために対物用の重火器で攻撃されたり〔2作目の『ロボコップ2』では、麻薬密売組織の幹部ケインのアジトを単独で急襲した際、ブローニングM2重機関銃の射撃で右手を手首からもぎ取られた。3作目の『ロボコップ3』でもリハッブ隊へ反旗を翻した際にM203グレネードランチャーから発射された40mmグレネード弾を胸部へ直撃されて機能が大幅に低下し、本格的に修理を必要とした。〕、高速機動を得意とする敵〔『ロボコップ3』でサイボーグのオートモと戦った際に、自身よりも遥かに運動性の高いオートモに翻弄された。〕と対峙したりした場合に致命的な損傷を被っている。また、使用する火器は主に対人装備でもあることから、強固な装甲を持った敵〔『ロボコップ』に登場した警備ロボット「」や『ロボコップ2』のロボコップ2号が挙げられる。ただし、ロボコップのボディーサイズは体重を除けば全て一般的な人間のそれであるので、人間用の携帯可能な重火器も運用可能である。詳細は#武装を参照。〕を相手には苦戦を強いられる。 ただ、マーフィーが危機的な状況に諦めない生存欲求を持つ優秀な人物であったことに加えて周囲からの信頼が厚かったこともあり、劣勢に苦しめられてなおロボコップは周囲にも助けられて雪辱を果たしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロボコップ (架空のサイボーグ)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 RoboCop (character) 」があります。 スポンサード リンク
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