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アロス・コン・ポーヨ、アロス・コン・ポージョ(スペイン語:Arroz con pollo)とは、米と鶏肉を主材料とした、スペイン、ラテンアメリカとカリブ海の島々そしてアメリカ合衆国のニューメキシコ州に定着した料理である。なお、米と鶏肉を主要な食材としつつも、その他に使われる食材などは地域によって差異も見らる。また、呼び名もロクリオ・デ・ポーヨ(locrio de pollo)やロクリ・デ・ポーヨ(lokri de pollo)、ロクレオ・デ・ポーヨ(locreo de pollo)などと変わることがある。 == 概要 == アロス・コン・ポーヨとそれに似た料理はスペインおよび旧スペイン領のラテンアメリカやカリブ海の島々などで食べられている。カリブ海の島々では、特にキューバ〔広瀬 香代子 『中南米のエスニック料理入門』 p.34 千早書房 1990年12月15日発行 ISBN 4-924784-72-9〕やドミニカ共和国やプエルトリコなどで、大陸側では、特にホンジュラス、コスタリカ、ベネズエラ、コロンビア、パナマ、エクアドル、ペルーなどで食べられている。現在ではこの地域で広く食べられるようになった料理なので、「ラテンアメリカの伝統的な料理の1つ」とも説明される。しかし、この料理の原型はスペインからこの地域に持ち込まれた米を使った料理だとされていて、それがこの地域に広まったものとされる〔Elisabeth Lambert Ortiz (9 September 1998). "Cocina latinoamericana." p.251 EDAF. ISBN 978-84-414-0421-2〕〔Alice L. McLean (30 August 2006). "Cooking in America, 1840~1945." p.139 Greenwood Publishing Group. ISBN 978-0-313-33574-7〕〔Robert M. Weir; Karen Hess (March 1998). "The Carolina Rice Kitchen: The African Connection." p.39 Univ of South Carolina Press. ISBN 978-1-57003-208-0〕〔Kellie Jones; Amiri Baraka; Lisa Jones; Hettie Jones, Guthrie P. Ramsey (6 May 2011). "EyeMinded: Living and Writing Contemporary Art." p.285 Duke University Press. ISBN 978-0-8223-4873-3〕〔D. H. Figueredo (16 July 2002). "The complete idiot's guide to Latino history and culture." p.250 Penguin. ISBN 978-0-02-864360-1〕。したがって、その意味では「外来の料理」と見ることもできる。なお、スペインのアロス・コン・ポーヨがラテンアメリカのアロス・コン・ポーヨの原型だとは言っても、そもそもこの地域にスペインからアロス・コン・ポーヨという料理が持ち込まれた時点で、そのスペインのアロス・コン・ポーヨ自体が、もうすでに他地域の料理の影響を受けていたとの指摘もある〔。例えば、アロス・コン・ポーヨには主要な食材として米が使われるわけだが、そもそも米はアジアからアラブ人によってスペインに持ち込まれたものである〔。さらには、スペインでアロス・コン・ポーヨに使われることのあるトマトやピーマンも、原産地がスペインから遠く離れた新大陸だったりすることからも、スペインのアロス・コン・ポーヨが他地域からの影響を受けていることは明らかである〔。スペインではシンプルなパエリアの一種あるいはそれに準ずる料理とされ、パエリア鍋で調理される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アロス・コン・ポーヨ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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