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アロワナ目()は、硬骨魚類の分類群の一つ。オステオグロッスム目、あるいは骨咽目(こついんもく)と呼ぶこともある〔『動物大百科13 魚類』 pp.48-49〕〔『多紀保彦 (1993)』〕。4科28属で構成され、アロワナやピラルクーなど熱帯地方に分布する淡水魚を中心に、およそ218種を含む。 == 概要 == アロワナ目はヒオドン目とともにアロワナ上目に属する一群で、その系統は古くしばしば古代魚に含められる。化石記録からジュラ紀後期(約1億4千万年前)には既に出現していたことがわかっており、始新世から暁新世にかけて多数の化石種が、アメリカ・ヨーロッパ・アフリカなど広い範囲にわたり発見されている。日本には現生のアロワナ目魚類はいないが、1989年以降、北九州市の脇野亜層群(白亜紀前期の地層群)から本目魚類の化石が相次いで産出している。その中でアオキイクチュス属(''Aokiichthys'')および体高・鰭の位置が異なる5種が新属新種として記載されたほか、ユンカンイクチュス属(''Yungkangichthys'')の新種も発見されている〔『魚の形を考える』 pp.23-67〕。 舌骨および口蓋を構成する副蝶形骨など、口腔を構成する骨によく発達した歯をもつことが、アロワナ目魚類の特徴である。そのため、獲物を捕らえる際に、多くの魚類のように上下の顎ではなく、口蓋と舌で捕捉する。アロワナ類を総称した「Osteoglossid」という語は、''Osteoglossum'' 属(アロワナ属)に由来するが、この ''Osteoglossum'' という学名はギリシア語のοστεον/ostéon(骨)とγλωσσα/glôssa(舌)に由来する造語で、「骨の舌」を意味している。背鰭と臀鰭が体の後方にある種類が多い。尾鰭を支える軟条は16本以下で、骨格の一部(上尾骨など)は癒合している。盲腸は通常2つあり、バタフライフィッシュのみ1つしかもたない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アロワナ目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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