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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 本 : [ほん, もと] 1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
アンカット本(あんかっとほん)とは本の中身の一方あるいは三方を化粧裁ちしないままで仕上げる製本の一様式。 ヨーロッパの国々においてはごく最近まで製本技術が一般的ではなく、薄い一枚続きの紙で中身をくるんだだけのアンカット本を買い、袋綴じにされた小口をペーパーナイフで購入者自身が切り開きながら読み、読み終わった本をそれぞれが革装本などに仕立て上げるというのが一般的なものであった。 このような製本の仕方は、20世紀に入っても続き、現在でも多くの文学書がアンカット本のままで売られている。これらはヨーロッパの中でも特にフランスで盛んに作られていたためフランス装とも呼ばれることがある。 上方である天のみをアンカットにして残す本は、天アンカットとよばれる。例えば岩波文庫、岩波新書、新潮文庫などである。新潮文庫は天が不揃いのままのほうが好ましいという社の方針により、出版している本のすべてを天アンカットの状態で出荷している。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンカット本」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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