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「 アンクル・トマホーク」(Uncle Tomahawk)は、アメリカインディアンが、白人にこびへつらうインディアン同胞に対して使う蔑称。 ==解説== 「アンクル・トマホーク」は、従順な黒人奴隷を主人公に白人が書いた小説、『アンクル・トムの小屋』に登場する「アンクル・トム」を、1960年代の公民権運動のなか、黒人たちが「白人にこびへつらう黒人」につけた蔑称をもじったものである。 1860年代、アメリカ西部地方でインディアン部族と白人との「インディアン戦争」が激化するなか、白人の砦に出入りして、便宜を図ってもらう者も現れた。スー族ではレッド・クラウドやスポッテッド・テイルのような人物がそれである。彼らは同族たちから「白人の砦にたかる奴ら」と呼ばれ、蔑まれた〔『Crazy Horse』(Larry McMurtry, A Penguin Lives1999)〕。 こういった「白人にこびへつらうインディアン」を、1960年代にインディアンたちが蔑称として呼び始めたのが「アンクル・トマホーク」である〔『Lakota Woman』(Mary Crowdog,Richard Eadoes,Grove Weidenfeld.1990)〕。 「アンクル・トマホーク」はこう説明される。「アンクル・トマホークは、白人の基準をより良いものとして、インディアンのアイディンティティーや文化を“Sold out”(売り切った)した者たちである」〔『Blood Politics: Race, Culture, and Identity in the Cherokee Nation of Oklahoma』(Circe Dawn Sturm,University of California Press,2002)〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンクル・トマホーク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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