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カジノ(casino)は、賭博を行う施設の一つ。ルーレットやブラックジャックなどのゲームで金銭を賭ける場所。日本で言う賭場〔「賭場」は厳密には丁半を行なう場なので完全に同一かは微妙でもある。〕。 語源は家を指すイタリア語の「casa」〔(谷岡 2002)52頁〕に縮小の語尾「-ino」が付いたものである。言語により「カジノ」あるいは「カシノ」と発音される。語源のイタリア語では基本「カジノ」、フランス語、ポルトガル語なども「カジノ」。スペイン語や英語では通常「カシノ」と発音される。ドイツ語のように地域によってsの発音が異なる場合など、どちらもあるいはその中間もありえる。(同一表記を採用していても表記された文字と発音の関係が言語によって異なるためで、表記優先の例。日本語「カジノ」は音を表記。) == 歴史 == カジノはヨーロッパ起源とされる。ルイ15世の時代にフランスにおいて、カジノの元となる上流階級向けや庶民向けの賭博場が広まった。フランス革命によって王政が倒れると、賭博に対する制限が無くなり更に流行したが、総裁政府の時代には賭博場を公認としてコントロールしつつ、課税するようになった。ナポレオンは賭博規制を行った。第三共和政の1907年に合法化された。 イタリアでは1638年に世界最古と言われるカジノ・ディ・ヴェネツィアが作られた。 ドイツでは保養地のバーデン=バーデンに最古のカジノができた。後発のヴィースバーデンのカジノは1771年設立という記録が残っている。イギリスには継続営業中のカジノとしては世界最古の「クロックフォード」が現存する。モナコでも19世紀にカジノが広まった〔(黒野 2004) 24-32頁〕。 アメリカでは1931年にネバダ州で合法化され、1940年代にはラスベガスがカジノの町として急速に発展した。1960年後半から1970年代になるとスペイン、オランダ、オーストラリア、南アフリカ共和国、ケニア、セネガル、アメリカのニュージャージー州などで合法化され新しいカジノが作られた〔(黒野 2004)34-45頁〕。 1960年代以降、ラスベガスでは装飾や建築物を1つのテーマに合わせたテーマカジノが建設され、家族連れや地元客をターゲットにした新しいカジノが発展した。ショーやリゾート施設といったエンターテイメントとの融合施設が主流となっている。カジノゲーム自体では他社と差別化が図れないのがカジノビジネスの欠点であった。しかし、エンターテイメントショーで自社に顧客を集め、たとえエンターテイメントショー自体が赤字でも、ギャンブルから収益を得るビジネスモデルが一般化している。 その後、カジノは120ヶ国以上で合法化されており、国によって制限内容は大きく異なる。世界で2000軒以上のカジノが存在し、観光資源の1つとして競争が行われている〔(中條 2007)143頁〕。1950年代のラスベガスに代表されるように非合法組織の関与は大きな問題とされ、それに対抗する規制強化が行われてきた。1990年代後半にはマカオにおいて、カジノを巡る抗争が激化したが、現在は沈静化している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カジノ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Casino 」があります。 スポンサード リンク
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