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アントニオ・ルッソロ : ウィキペディア日本語版
アントニオ・ルッソロ

アントニオ・ルッソロ(Antonio Russolo, 1877年 - 1942年)は、イタリア未来派作曲家。より著名な画家・作曲家・音楽理論家ルイージの兄。アントニオが1921年に作成した録音は、現存する数少ないイントナルモーリの音源となっている。アントニオの《コラールとセレナータ》(''Corale - Serenata'')は、伝統的な管弦楽曲ではあるが、複数の騒音楽器を伴奏に使っている。
1913年から1920年代にかけて、一連のイントナルモーリを製作。そのうち1つを用いた最初の演奏会を、1913年にミラノで行なった結果、敵意に満ちた反撥を惹き起こした。 その後の試作品は、ラヴェルヴァレーズストラヴィンスキーミヨーらの共感を誘った〔The Ultimate Encyclopedia of Musical Instruments, ISBN 1-85868-185-5, p144〕。
イントナルモーリの響きについては、ルッソロが以下の6つのカテゴリーに分けている。即ち、
* 轟音、爆発音、衝突音、破砕音(炸裂音)、衝撃音(破裂音)
* 口笛、ヒス、鼻息
* 囁き、呟き、口篭り、ぼやき
* キーキー音、ガタガタ音、衣擦れの音、ブンブン音、ポキっと折れる音、軋み
* 鋼鉄、木材、皮、石材、石膏を打つことによって得られる雑音
* 金切り声、絶叫、呻き声、悲鳴、怒号、笑い声、喘ぎ声、啜り泣き
== 音源 ==

*アントニオ・ルッソロの《コラールとセレナータ》はCD''“Musica Futurista: The Art of Noises'' and on ''Futurism & Dada Reviewed”'' で接することができる。
*(Ubu.com archiveのMP3オーディオ・ファイル。''Corale, Serenata'' (1924年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アントニオ・ルッソロ」の詳細全文を読む




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