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アンドレア・ドーリア級駆逐艦()は、イタリア海軍のミサイル駆逐艦 。 フランスと共同で計画を進行させたホライズン計画()のイタリアにおける採用艦である。船体の建造はフィンカンティエリが担当し、アウダーチェ級駆逐艦の更新分として2隻の調達が計画され、1番艦アンドレア・ドリアは2007年12月に就役した。 == 来歴 == 1980年代後半、NATO加盟8カ国の海軍は、NFR-90 (NATO Frigate Replacement for 1990s) 構想を開始した。これは、各国海軍が保有する1960年代型水上戦闘艦の老朽化が進んでいたことから、これらの代替艦として、NATOで共通のフリゲートを設計・採用し、50隻以上におよぶ大量建造を行なうことによって、相互運用性を向上させ、またコストを削減しようというものであった。イタリア海軍も、アウダーチェ級駆逐艦の更新を狙ってこの計画に加わっていた。しかし、NFR-90計画は事前調整から難航しており、また、他国との運用要求の差異から、イギリス海軍はNFR-90計画艦では42型駆逐艦の代替には不適であると判断、1989年に計画より脱退した。その後もNFR-90計画は多くの困難に直面し、1990年代初頭には空中分解している。 1989年に脱退して後、イギリスは独自に次期防空艦の開発を進めていた。NFR-90計画の崩壊後、フランスとイギリスが独自に進めていた防空艦の開発計画は90年に合流し、英仏将来フリゲート(A3F: Anglo-French Future Frigate)計画が開始された。イタリアは当初、A3F計画にはオブザーバーとして参加していたが、1992年、本格的な開発参加を決定し、計画はホライズン計画と改名されて、具体的な作業が開始された。 ホライズン計画では、独自の艦対空ミサイルを採用した対空武器システムとしてのPAAMSを共同開発し、これを共通設計の船体に搭載することとしていたが、細部の武装については各国が独自のものを搭載する計画であった。しかし、艦隊防空と個艦防空のバランスについてイタリア・フランスとイギリスの意見が対立し、また航続距離の要求の差異から船体設計でも意見統一に失敗したことなどによって計画は遅延し、1999年にはイギリスが脱退した。その後、イタリアとフランスは、建造艦の種別を駆逐艦に変更して計画を続行した。これによって開発されたのがホライズン型防空駆逐艦であり、そのイタリア側の建造艦が本級である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンドレア・ドーリア級駆逐艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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