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アンピトリテ ( リダイレクト:アムピトリーテー ) : ウィキペディア日本語版
アムピトリーテー

アムピトリーテー()は、ギリシア神話海神ポセイドーンの妃である。アンフィトリーテー長母音を省略してアムピトリテアンピトリテアンフィトリテとも表記される。名前の意味は「大地を取り巻く第三のもの」、即ち海をあらわす。聖獣はイルカで、ヴェール王笏がその象徴となる。
アムピトリーテーは、ネーレウスオーケアノスの娘ドーリスとの間にもうけた50人の娘ネーレーイデスの1人で〔ヘーシオドス『神統記』243。〕〔アポロドーロス、1巻2・7。〕、ポセイドーンとの間に、トリートーン〔ヘーシオドス『神統記』930〜933。〕〔アポロドーロス、1巻4・6。〕、ロデー〔、ベンテシキューメーを生んだ〔アポロドーロス、3巻15・4。〕。子供のうち、トリートーンは上半身が人間、下半身がイルカ(または魚)の姿をした海神である。ロデーは太陽神ヘーリオスの妻となった。ベンテシキューメーはエウモルポスを育てたといわれる。
== 神話 ==

===ホメーロスとヘーシオドス===
アムピトリーテーはホメーロスの『オデュッセイア』によると、青黒い瞳をしており、大波を起こすとされ〔『オデュッセイア』12巻60。〕、海の巨大な怪魚や海獣を数知れず飼っているとされている〔『オデュッセイア』5巻422、12巻97。〕。しかしホメーロスにおいては十分な擬人化が進んでおらず、単に海を指すと思われる個所もある〔『オデュッセイア』3巻91。〕。ヘーシオドスの『神統記』では、アムピトリーテーは同じネーレーイデスのキューモドケー、キューマトレーゲーとともに、荒れ狂う風を鎮めることができ〔ヘーシオドス『神統記』252〜254。〕、ポセイドーンとの間にトリートーンを生んだと詠われている〔。また『ホメーロス風讃歌』の「アポローン讃歌」によると、レートーデロス島アルテミスアポローンを出産したとき、ディオーネーレアーテミスをはじめとする多くの女神たちとともに立ち会ったという〔『ホメーロス風讃歌』第3歌「アポローン讃歌」94。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アムピトリーテー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Amphitrite 」があります。




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